財閥御曹司は、どSな野良猫に夢中 〜ガラクタ王子と、野良猫 〜
バス代も払えない男を拾った。
――それが、財閥の御曹司だと知ったのは、ずっと後の話。
貧困街で一人暮らしをしている“わたし”は、
ある日、バスの中で完全に立ち往生している青年を見かける。
運転手は苛立ち、後ろには長い列。
仕方なく、二人分の運賃を払った。
それがすべての始まりだった。
世間知らずで、常識ゼロで、
「ありがとう」すらまともに言えないこの男は、
実は――財閥の御曹司。
育て直すつもりはなかった。
ただ、放っておけなかっただけ。
どSで毒舌な“野良猫”のような少女と、
ガラクタ同然の王子が出会った時、
立場も、常識も、運命も――すべてが逆転していく。
これは、
拾われたのが“王子”で、
夢中になったのが“御曹司”だった話。