良かれと思ってしたことが、
相手にはこれ以上ない程の苦しみになっていて。
自分がしてしまった事なのに、
何故か自分は気付いていなくて。
そんな自分に 相手は、
お前のせいだよ、お前に負わされた傷だよ。
と、そんな自分を憎く思う。
でも自分は、相手に傷付けてしまった傷も、
相手が傷付いていることも、
自分が傷付けてしまったことも、
何も知らない。
だって、良かれと思ってしたことだもの。
何も知らなくて当然だ。
そうだ、何も知らないんだ。
僕たちは何も知らないんだ。
:泣.土下座
世界のことも、
僕たち自身のことも。
何もかも、知らないんだ。
第七話 「 阿吽 . 」
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