ぬいぬい
42話だよ!
ぬいぬい
今回は愛莉ちゃん編になるよ!
ぬいぬい
愛莉ちゃんは3年生になって今は軽音部の部長をやってるらしい
ぬいぬい
軽音部の紹介のとき彼女は何を語るのか
ぬいぬい
ではでは様子を見ていこう!
愛莉(あいり)
(舞台袖から様子を窺う
愛莉(あいり)
(うわ…例年より新入生多いな)
愛莉(あいり)
(すごい指震えるし…緊張してきた……)
愛莉(あいり)
(紫苑先輩も最初はこんな感じだったのかな…)
愛莉(あいり)
(パパに会うときもあんなに緊張してたし…)
愛莉(あいり)
(うわ…失敗できないよ……)
お待たせしました
軽音部の発表になります
舞台に照明がつく
愛莉(あいり)
(いつも通りやるしかない)
愛莉(あいり)
『皆さん、初めまして!』
愛莉(あいり)
『私たち軽音部は休みの日にライブハウスなどを貸しきって』
愛莉(あいり)
『バンド活動をしています』
愛莉(あいり)
『元々は先輩たちが作ったバンドで私はそれを引き継ぎました』
愛莉(あいり)
『私は元々音楽が苦手で軽音部に入ることは考えなかった』
愛莉(あいり)
『でもある人のおかげで私は気づきました』
愛莉(あいり)
『好きと得意は違う…音楽は苦手だけど好きなものではある』
愛莉(あいり)
『だから皆さんには好きなものを好きだと言える』
愛莉(あいり)
『そんな学園生活をしてもらいたいです』
演奏が終わる
愛莉(あいり)
『ありがとうございました!』
愛莉(あいり)
(すごい……)
愛莉(あいり)
(皆が笑顔で楽しそう)
愛莉(あいり)
(紫苑先輩もこんな景色を見てたのかな)
愛莉(あいり)
(部活動紹介のときも)
愛莉(あいり)
(いつもやってたライブでも)
愛莉(あいり)
(こんなにキラキラした光景を見てたのかな)
愛莉(あいり)
(同じ景色を見てるなら嬉しいな)
愛莉(あいり)
あっ、紫苑先輩!
音羽紫苑
愛莉さん
愛莉(あいり)
ごめんなさい、遅くなって
音羽紫苑
ううん…私も今来たばかりだから
音羽紫苑
それに急に呼んだから気にしないで
愛莉(あいり)
珍しく休みとれたんですか?
音羽紫苑
うん
音羽紫苑
今日の半休と明日明後日が休みになった
紫苑ちゃんは会社勤めで中々休みがとれてなかった
愛莉(あいり)
お疲れですしゆっくり休んでくださいね
音羽紫苑
そのね…せっかくの休みだから明日明後日は家に泊まらないかなって
音羽紫苑
その…変な意味じゃなくて…
音羽紫苑
そういうのは愛莉さんがちゃんと成人迎えてからって約束してるし
音羽紫苑
ただ…一緒にいられるの久しぶりだから…
愛莉(あいり)
寧ろお邪魔してもいいんですか?
音羽紫苑
母も父も愛莉さんのこと気に入ってるし
音羽紫苑
休みとれたら一緒に過ごせって父が
愛莉(あいり)
じゃあ、久しぶりに行かせてもらいます
愛莉(あいり)
あっ、ママとパパにもそのこと言わなきゃ
愛莉(あいり)
お兄ちゃんも彼氏さんの家によく行ってるみたいだし
音羽紫苑
青星たちもずっと関係が続いてるのね
愛莉(あいり)
それに私とお兄ちゃんがいなければ
愛莉(あいり)
ママとパパは存分にイチャつけるし
音羽紫苑
それでね
音羽紫苑
これを渡しておこうと思って
何かの箱を差し出す
愛莉(あいり)
これは?
音羽紫苑
愛莉さんあまりアクセサリーをつけないって言ってたから
音羽紫苑
本当は悩んだんだけど
音羽紫苑
形に残る何かをあげたくて
愛莉(あいり)
開けてもいいですか?
音羽紫苑
えぇ
中にはネックレスが入っていた
愛莉(あいり)
可愛い…
音羽紫苑
付き合って2年目のプレゼント
愛莉(あいり)
あっ…私何も用意できてなくて……
音羽紫苑
違うの
音羽紫苑
私があげたかっただけたから
音羽紫苑
それに私とってのプレゼントは
音羽紫苑
愛莉さんと過ごせる時間が一番のプレゼントだから
愛莉(あいり)
でも…平等がいいので
愛莉(あいり)
今度何かお返しを探して先輩に渡します
音羽紫苑
じゃあ楽しみにしてる
音羽紫苑
話が変わるけど入学式どうだった?
愛莉(あいり)
なんか例年よりも新入生が多くて…
愛莉(あいり)
すごい緊張しました
愛莉(あいり)
部長として紹介もしたけど
愛莉(あいり)
もう声が震えちゃって…大変でした
音羽紫苑
舞台に立つと視線が集まるからね
愛莉(あいり)
それでも
愛莉(あいり)
演奏を終えたときに思ったんです
愛莉(あいり)
こんなキラキラした光景を紫苑先輩も見てたのかもって
愛莉(あいり)
同じ景色を見てるなら嬉しいなって
音羽紫苑
そうね
音羽紫苑
私もその景色が好き、だから愛莉さん
音羽紫苑
目一杯楽しんで好きな景色たくさん映してね
愛莉(あいり)
はい!
次回 最後のときまで
NEXT→♡350







