すべて準備が整った────
床には魔法陣が描かれている
ミノル
いじめっ子たちのストレスのはけ口にされるのは、我慢の限界だった
ミノル
手には祖父の蔵で見つけた魔導書(グリモワール)がある
ミノル
ミノル
ミノルは呼吸をととのえ、呪文を唱えた
そのとたん、魔法陣から蒼白いいなずまが発生し、閃光が走った
ミノル
そして、現れたのは──
大鎌を持ち、目を隠すほどの前髪、手首に傷痕がある黒装束に身をまとった男だった
?
男が首を傾げていると、ミノルと目が合った
ミノル
ミノル
?
?
人懐っこい笑みを浮かべた
ミノル
ミノル
ミノル
ミノル
ミノル
?
?
ミノルは魔導書(グリモワール)を手渡した
?
?
魔導書(グリモワール)と魔法陣を交互に見比べる
?
?
?
?
?
?
ミノル
合計、13個の間違いが見つかった……
ミノル
ミノル
ミノル
ミノル
ミノル
ミノル
?
にこ
?
?
ジェラト
ミノル
ジェラト
ミノル
〜〜♪ 〜〜♪
そのとき、スマホの着信音が鳴った
ジェラト
懐からスマホを取り出し、画面をタップした
ジェラト
ミノル
思わずツッコんでしまった
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ジェラト
通話を切るとスマホを懐へ入れた
ミノル
ジェラト
ミノル
ジェラト
ミノル
ミノル
ミノル
ジェラト
ミノル
ジェラト
ミノル
ミノル
ジェラト
ミノル
ジェラト
苦笑いをする
ミノル
ジェラト
ミノル
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ミノル
笑ってはいるが、前髪の隙間から覗く目は笑ってはいなかった…………
背すじが凍る
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ミノル
ジェラト
ジェラト
ミノル
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ミノル
ミノル
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ミノル
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ジェラト
ジェラト
魔導書(グリモワール)を指さす
ミノル
ミノル
ジェラト
ジェラト
後日
いじめっ子たちは廃墟の不法侵入で警察に補導されたと、耳に入った
誰もいないはずの廃墟に、目元を前髪で隠した人影が現れたかと思うと、ふっと消えた
いじめっ子
パニックに陥った彼らは悲鳴を上げ、そのまま外へ逃げ出した
ちょうど、そこへパトロールしていた駐在に見つかったという…………
ミノル
ミノル