色んなところに明日出すとか言って分からなくなったあんりです
今回と次で終わりです
それではどぞ
青視点
実家に帰ってきた途端、お母さんに抱きしめられた
久々に包み込まれてもう1年は流してない涙が溢れた
お母さん
C
お母さん
"頑張った"
嬉しくてなんだか認められたみたいで涙なんか抑えられなかった
1年も涙なんか流さなかった
吐き気がとまらなくても産む時でさえ
1度泣いてしまうとだめになりそうで
でも、今は…今だけは
あの二人の親じゃなくてお母さんの息子でいたい……
泣き終わった僕は久々に埼玉の風景を見たくなって二人を連れてでかけた
久々の埼玉はあまり変わっていなかった
でも、二人がいるだけでなぜか変わってるようにも見えた
ゆっくり歩いて、人がいるところはなるべく避けて
そうして着いた場所は以前、さとくんと歩いたところだった
C
二人に教えた
埼玉はとってもいいところで僕の故郷で
二人も好きだって言うはずだよ
僕の子だもん
なんて楽しくしてたんだ
二人がギュッと手を繋いでるのが微笑ましいのに
S
C
君の声にどうしても反応してしまうんだ
振り返りたくない
逃げてしまいたい
でも急に走ってしまったらこの子達は驚いて泣いてしまうだろう
だから逃げれる訳もなく
ただそこから動かずに俯いた
グイッ…!!
C
突然、腕を引っ張られて
久々にみた君は
思ってたのとは違って
幸せのオーラがなかった
C
S
C
S
C
S
S
S
意味がわからない
僕はさとくんの幸せを願って
さとくんが責任を取らないように静かにこの子達を産んで
先に苦しませたのはさとくんなのに被害者ぶって
思いたくもないこの感情がすごい嫌だ
でももう止まれなくて…
C
S
C
C
C
……それ以上何も言えなかった
あまりにもさとくんが傷ついた顔をして
子供達は泣いていて
それは全部僕のせいで
もうなにもかもぐちゃぐちゃだ
C
涙脆い僕は弱い
あっちにいた時は1回も泣かなかったのにこっちに来た瞬間簡単に涙を流して
全然強くなかった
C
S
C
S
そう言ってベビーベッドにいる子供達の顔をハンカチでふく
S
C
S
C
S
S
さとくんは左膝を地面について右膝は垂直になるようにたてた
パカッ
S
C
そう言って箱を開けた
その中には
眩しいほどの指輪があった
コメント
8件
めっちゃいいよォぉぉぉぉ
グスンうわぁぁぁん
まだころちゃんを愛し続けているさとくんに涙がとまらん…涙腺崩壊したじゃんかぁ!?さと君どうしてくれるんだよぉぉぉぉぉぉ