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#妄想
memi(めみ)
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せなさん、第46話読みました…! 晶哉が「行かんといて」って言った瞬間、私も胸がぎゅっとなりました。ずっと聞きたかった言葉をちゃんと届けに来てくれたんだなって思うと、もう…。最後の「行ってきます」「行ってらっしゃい」のやりとり、泣けました。さよならじゃなくてまたね、って言えるの、すごく温かいですね。末澤くんがずっとスマホ気にしてたのも、ちゃんと意味があったんだなと気づいてじんわりしました。良いお別れの回でした🌷
新幹線の変更を終え、私はスマホをカバンにしまった。
百花 瑞希
そう言うと、末澤は小さく頷いた。
末澤誠也
そう言うと、スマホを取り出す。
画面を見ながら、何かを打ち始めた。
さっきまでと少しだけ雰囲気が違って感じた。
だから少し覗き込む様にスマホを見ようとしたけど、
末澤は自然な動きで、スマホの画面を引き寄せた。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
少し笑いあった。
末澤誠也
百花 瑞希
これ以上は何も聞かなかった。
でも末澤はまたスマホに目を落としている。
誰と、何を話しているのか、
私には分からなかった。
ただ、時々画面を確認しているのだけは 分かってた。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
末澤誠也
その言葉に、私は何も言えなくなった。
本当は、私もそうしたかった。
まだ大阪を離れたくない。
まだ皆と一緒にいたい。
そんな気持ちはずっと胸の奥にあった。
だから。
百花 瑞希
小さく頷いた。
末澤はそれを見て、少し笑った。
私は知らなかった。
この時、末澤は誰に何を送っていたのか。
ただ、私の何気ない一言を
すぐ行動に移していた事も。
昼も夜も末澤と過ごして、
もう気が付けば1日が終わりかけていた。
20:39発の新幹線
出発まであと30分
遂にお別れが来てしまった。
『そろそろ行こうかな』って言おうとしたら、
末澤の口が先に開いた。
末澤誠也
百花 瑞希
ちらちらスマホを見てる。
落ち着かない子供のように。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
それ以上は聞かなかった。
暫く何も話さない。
でも、ふと気になった事があった。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
末はこっちを見た。
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末は少しだけ考えて言った。
末澤誠也
百花 瑞希
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
私がそう言うと、
末は少し笑い、
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
そう言って、
またスマホに目を落とした。
ずっと不思議だった。
大橋と今江は色んな人に優しい。
けれど、末は違う。
厳しくて、言う事も結構きつい。
でも私がしんどそうにしてたり、
苦しんだりしてる時は、
何も言わずずっと傍にいてくれた。
今日だってそうだった。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
末澤誠也
少しだけ間があった。
末澤誠也
末澤誠也
その言葉を聞いて、
胸の奥が苦しくなった。
百花 瑞希
末澤誠也
時計を見る、
新幹線まであと20分
百花 瑞希
私は改札口に歩みを進めようとした。
末澤誠也
突然の焦り声に思わず振り返った。
その時だった。
『瑞希ちゃん!!』と
聞き覚えのある声が
遠くから晶哉が走ってきた。
百花 瑞希
髪もボサボサで、
息を切らして近付いてきて、
そのまま強く抱きしめられた。
来てくれるなんて思ってなかった。
今日会えるなんてもう諦めてた。
背中に回ってる晶哉の腕は少し震えていた。
そして、
佐野晶哉
佐野晶哉
本当に小さな声で
その言葉を聞いた瞬間。
胸の奥が痛くなった。
ずっと、
聞きたかった。
1週間前、
東京に行くことを伝えた日。
ただ『頑張って』と伝えられた。
だから『ありがとう』と答えた。
違う。
本当は、
『頑張って』なんて言って欲しくなかった。
『行かんといて欲しい』
それがずっと聞きたかった。
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
気付いたら涙が出ていた。
百花 瑞希
晶哉の服をギュッと握った。
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
早く行かないといけないのに言葉が止まらなくなった。
百花 瑞希
百花 瑞希
晶哉の腕の力も強くなった。
佐野晶哉
百花 瑞希
佐野晶哉
百花 瑞希
それだけで
十分だった。
会えないと思っていた。
最後に顔を見る事も、
声を聞く事も叶わないものだと思っていた。
なのに、
今ここにいる。
百花 瑞希
佐野晶哉
百花 瑞希
百花 瑞希
百花 瑞希
離れないといけない。
でも離したくなかった。
だから、一言だけ言った。
百花 瑞希
その言葉を言って離れた。
さよならじゃない。
また会える。
そう思えた。
百花 瑞希
末澤誠也
百花 瑞希
佐野晶哉
百花 瑞希
佐野晶哉
末澤誠也
私は笑って、改札へ向かった。
何度か振り返りそうになったけど、
振り返らなかった。
泣いてしまいそうだったから。
でも、
1人じゃない。
そう思えた。