TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

レッスンなんて行くもんか!2

一覧ページ

「レッスンなんて行くもんか!2」のメインビジュアル

レッスンなんて行くもんか!2

1 - レッスンなんて行くもんか!2

♥

29

2022年01月08日

シェアするシェアする
報告する

前回のあらすじ ひなは、せめてバレエの先生に褒めてもらうため、今日のレッスンは 頑張ることを決意した。

あや先生

あのー、やる気ある?

あや先生

え?コンクール出るんですよね?

あや先生

このレベルで?

バレエ教室の生徒

うっ、、!

あや先生

あのさぁ

あや先生

コンクールナメすぎじゃないですか?

あや先生

もう一回やり直して

バレエ教室の生徒

はいっ、、!お願いします!

ひな

(うわ、今日も先生厳しいよ〜〜〜!!)

私は早くも悟った。今日も褒められるわけがないと。あや先生はコンクール出場者クラスの先生。本当に怖い。

あや先生

だからさぁ!

あや先生

さっきから同じことの繰り返し

あや先生

出てって

バレエ教室の生徒

はい、、、

あや先生

次。

ひな

はいっ、、!

体が一瞬で固まった。怖い、怖すぎる。でもやるしかない。やるしか、、、!

ひな

はぁ!はぁ!

ひな

(キツイけど頑張らなきゃ!)

ひな

(もっと、、!もっと、、!)

私は何とか踊りきった。先生にも途中で止められなかった!やった、、!

あや先生

なんで終わった後にわたしの顔色伺ってるわけ?

ひな

びくっ、、!!!

踊り終えてすぐに先生が言い放った言葉は、私の心臓を貫いた。

あや先生

良くできました~!

あや先生

とでも言うと思ったの?

ひな

(こ、これはやばい)

あや先生

ミスしまくってましたけど?

あや先生

終わったあと、ミスしたところをやり直しさせて下さいとかすぐに言わないんだ

あや先生

へ〜

ひな

(怖すぎてすみませんも言えない)

あや先生

もう一回最初から

ひな

は、はい!お願いします!

怖すぎる。息は切れていて、全身が鉛のように重い。でも、もう一回はムリですだなんて言える空気じゃない。

ひな

はぁ!!はぁ!!

あや先生

息切れうるさいんだけど!!!

あや先生

この体力無し!!!

私はとにかく踊った。気づいたら涙が流れていた。しんどい。今にも倒れそうだった。

ひな

(もうやだ。帰りたい。)

あや先生

はい。外出て。邪魔。

ひな

はい、、

私は休む間もなく外に出された。アドバイスも貰えなかった。 ただただ泣くしかなかった。悔しい。

あおい

ただいま〜

ママ

おかえりなさい

あおい

あ〜疲れた〜

ママ

ちょっとお風呂入ってからソファーに寝なさいよ!もう!

あおい

えー、むり

ひな

・・・

レッスンから帰ってきたけど、完全に心が折れて話す気力も無い。

あおい

え、てか

あおい

こいつまた先生に怒られたw

ひな

(イラッ)

あおい

今日も泣かされてたもんねw

あおい

体力無しw

ひな

はぁ!?

ひな

ほんとウザい!!

ひな

まじ1回だまれ

ママ

もう止めなさいよ〜

ママ

お姉ちゃんも謝りなさい

あおい

こいつほんと下手

あおい

先生キレてたね〜w

ほんとにウザい。でも悔しくてまた泣いてしまった。

あおい

あ、

あおい

わたしは褒められたけどねw

あおい

ケガしないこと、あと太らないでねってだけ言われた

ママ

あおいは甘い物食べすぎよ

ママ

先生の言うとおりねっ!

あおい

えー、いいじゃん別に

あおいとママの会話がウザかったので無言でお風呂に閉じこもった。

ひな

(もうバレエなんてやめてやる)

ひな

(褒められるって期待した私が馬鹿だった)

次の日も、その次の日も バレエのレッスンはあった。 それでも私は、レッスンをサボった。 次回、「はじめての家出編」 つづく

この作品はいかがでしたか?

29

コメント

1

ユーザー

とっても面白いです! 私もバレエやってます! これからも応援しています📣

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚