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3時限目

EP.1

1時間目から4時間目まで、

私はどうするのが正解か、

永久に悩んでいた、

高峯未雅

、、、

youには誰かが当てはまり、 meには西畑くんが当てはまる

西畑くんの好きな人を暴くことが出来れば、

Loveの♡の意味が繋がる、

だけど、わざわざどうして私に?

高峯未雅

もう、わかんない、

学活という名のホームルーム

ホームルームという名の遊びのような時間

先生が上機嫌なのか席替えの話で盛り上がっているクラスの中、

私はその輪の中に入ることも無く、

1人でぼーっと頬杖をついて悩み続けた、

「それじゃあ席替えはくじ引きで いきましょう」

そう言って学級委員がクラスをまとめだす

男子が前に集まりくじを引いている、

「よっしゃ!1番後ろ!」 「マジかよ、俺一番前、最悪すぎ」

なんてたかが席の場所が数十センチ動くだけなのに、

どしてそこまで楽しそうにできるのか、

そう思うほど、私は今席替えという気分ではなかった、

西畑大吾

お〜

西畑大吾

俺5番やわ〜

西畑大吾

前から、4列目か〜、

西畑くんの声が前から聞こえてきてビクッとする、

高峯未雅

4列目、?

高峯未雅

窓際、

黒板にランダムに書かれた番号、 校庭が見える窓際の前から4列目の四角に「西畑」と名前が刻まれる

その隣の番号は

高峯未雅

14番

どうして私が西畑くんの隣の番号を気にしているのだろうか、

なぜ14番を引きたいと願っているのだろうか、

どうして、

私は14番を引けなかった時に、

高峯未雅

27番、、、

高峯未雅

なんか、やだな、

ショックを受けてしまったのだろうか、

鞄を持って1番前の席に移動する

高峯未雅

ついてな、

窓際どころかど真ん中

先生や学級委員は目の前にいるのに、

西畑くんはとても遠く感じる、

たかが3メートルもない距離なのに、

「この席で大丈夫か」

先生がクラス全体に確認を取っている、

もし自分が後ろなら、

前に行っていたのだろうけど、

前から後ろにだなんて、

高峯未雅

無理だよね、

そう思った時だった、

「せんせー」 「俺4列目は見えへんわー」

後ろから関西弁のあの声が聞こえてくる

「西畑?お前前の席も後ろだったじゃ、」

西畑大吾

うん

西畑大吾

でもそれは高峯さんに見せてもらってたからで

西畑大吾

さすがに頼れる人おらんかったら見えへん

西畑大吾

やからお願いしますっ

西畑大吾

前にして欲しいです

後ろをむくと先生に交渉を始めた西畑くんが、

「目のいいやつは、齋藤か、 齋藤後ろに行ってもらっていいか?」

齋藤さん、?

それって、

高峯未雅

っ、

私の隣の席の男の子だ、

「いいですよ」

そう言って齋藤さんと西畑くんはそれぞれ鞄を持って移動を始める

西畑大吾

またよろしくな

高峯未雅

あ、うん、

何故だろう、

顔に出てないだけで

心の中は天に舞いそうなほどに喜んでしまっている、

心の中で齋藤さんに感謝をしてしまうほどだ、

何故昨日までなんとも思っていなかったはずの西畑くんに対して、

今では西畑くんの隣にいたいそう思ってしまう、

これが茉莉の言う

“恋なのかもしれない、”

私は西畑くんに対する気持ちに気づいてしまったのなら、

私が求めてるのはひとつだ、

“西畑くんの指“you”が 私だったらいいのに”

君を好きになったのは

高校入試の試験日

名前の都合ではなく

出願順で、 たまたま君と前後の席だった

俺は受験ということに少し緊張していたが、

高峯未雅

すいません、!

西畑大吾

ん、?俺、?

前の君が振り向いて俺に声をかけてきた、

高峯未雅

そうです、

高峯未雅

あの、初対面で申し訳ないのですが、

高峯未雅

消しゴム余分に持ってたりしませんか、?

消しゴム、? 忘れたんかな?

西畑大吾

あるけど、忘れちゃった?

高峯未雅

お恥ずかしながら、

顔を少し恥ずかしそうに赤くする君 そんな君に

西畑大吾

はい!どーぞ

新品の消しゴムを入れていたから それを渡した

高峯未雅

ほんとすいません

高峯未雅

ありがとうございます!

安心したようにほっとした表情をして前を向いた君、

優しい表情のはずなのに

感情がそのまま現れていて、

単純に君に興味を持ってしまって 話したくなってしまった

だから

試験が終わったあと

高峯未雅

消しゴム、ありがとうございました!

高峯未雅

あ、でも、新品なのに角使っちゃって、

借りる時よりも申し訳なさそうな顔をして消しゴムを見せてくる

西畑大吾

ええよ全然

高峯未雅

ほんと助かりました!

そう言って席を立とうとする

そんな君を

西畑大吾

あ、やっぱりさ、

西畑大吾

この消しゴム持っといてや

高峯未雅

え、?

西畑大吾

お互いが合格して、

西畑大吾

お互いが同じクラスにやったら返して欲しいなって

高峯未雅

それで、いいんですか?

西畑大吾

俺がそうしたいねん

そう言うと

高峯未雅

わかりました

高峯未雅

お互い合格してるといいですね

そう言って手を振ってくれた

そこで俺は気づいたんや

“一目惚れしてもうた”

ってな

君に消しゴムを返してくれるのはいつになるやろうなぁ、

まぁ3年前の話しやし、 覚えてへんか、

俺は気づいて貰えるようになんて訳の分からない意味を込めて

席の確認をする先生に対して

手を挙げて交渉をした

ラストEPまで ❤450以上

次回最終回です!

❤連打と感想💬たくさんお待ちしてます👐🏻💞

ーYou+me=Love♡ー

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