あれから部屋に戻ってきて 何日が経ったのだろう

ドアが開く音

次は何をされるのだろう

数日ぶりとはいえ 私は怖くて震えた

部屋から出ようと思った時 部屋の隅に携帯が 落ちていたことに気づいた

私は何をされるか 分からなかったけれど 生きる希望を見つけ 耐えようと心に決めた

ここで私は 何をされるのだろう

するとそこに 渡邉がやってきた

大きな浴槽に 氷水が溜まっていく

パチン…！！

私はほおり投げられた

でも私は諦めていなかった

部屋を出る前に 携帯が落ちていることに 気づいたからだ

バチンッッ！！

心も体もボロボロになり 限界に近づいていた私だったが 諦めず 携帯だけを頼りに 部屋に戻った

雑用は部屋から出て行った

私は隅にあった携帯を手に取り 電源ボタンを押した

携帯には ほんのわずかだったが 電池があった

私は警察に連絡をした

連絡をしたのだが・・・

肝心な居場所がわからないため 居場所を伝えられなかった

必死に考えていたが 電源も切れてしまい 電話も途絶えてしまった

警察に監禁されていることを 伝えられた沙耶香は 警察だけを頼りに 待っていた

待っている時 足音が聞こえてきた

足音がドアの前で止まった

ガチャ・・・

沙耶香は誰を見たのか 続く