2週間後 彼が寮に戻る日。 そして自覚してしまった恋心を 封じ込める日になってしまった。
修也
美琴父
修也
どうやら 球団のお偉いさんと 一緒に 後日改めてお礼に来るらしい。 そらそうよね。 大事なスポンサーのところだもん。
修也
美琴父
修也
とうとう彼が寮に 向かっていってしまった。
美琴父
美琴
美琴父
私の恋心を知っているかのように わざと深入りをしなかったのだろう。 そう信じて 大学の入学準備に取り掛かった。
修也side 彼女のお家にお世話になって 1ヶ月がたった今日。 俺の身の回りの事が 全て落ち着き 寮に帰るとこ。
下村
石黒
修也
寮の近くまで行くと 俺を待っていたかのように 待ち構えていた 同期の2人。
石黒
修也
下村
修也
石黒
下村
先日 同期全員が 美琴に挨拶がしたいと 言い出して家に来た。 どうしてもお礼がしたかったらしい。
下村
石黒
修也
下村
石黒
俺の気持ちを 知っているかのように 話を逸らしてきた 同期の2人。 美琴と初めて会った時のような 優しさが 心にすっと入ってくる。 またいつか会えたら 彼女に気持ちを伝えようと決め 寮に向かって 同期の2人と一緒に 歩き出した。
美琴side 晴れた空の下で 別れの時期がやってきた。 今日は卒業式。 先生や友達と別れ 新しい場所に旅立つ日。 式典も終え 友達同士最後にどこか遊びに行こうと 次々に学校から去っていった。 私に関しては 名残惜しくて 教室に残っている。
美琴
美琴父
美琴
美琴父
小学校と中学校は公立のところに 通っていたんだけど、 高校からは 関西大学の付属に通っている。 けど卒業したら 来れないわけで、 何気に惜しんでしまうのが現状。
美琴父
美琴
付属の関西大学には行かずに 関西学院を目指した私。 大学院卒業して 会社経営を学びたい一方 薬剤師になりたかった思いもある。 けど父の思いを裏切りたくないと 感じた。 そんなこと考えながら 家に向かうのだった。
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