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※ 男主人公 注意 空白厨 設定あやふや

髪が長く 、顔が幼いせいか 周りからは 女として 扱われていた 。

時には 身分の高い奴等が 俺の処へ 姿を現しては 、 欲を満たして 帰っていく 。

抵抗しても 無駄なことは 分かりきっていた から 。

俺自身が , 貴族や 資産家にとって 高価な ‪”‬ もの ‪”‬ というのは 知っていた 。

生まれながらに 周囲の人間とは 違う 目の色 髪の色 すべて が

この時代に とっては 珍しく 良い評判 だった 。

だから 今までの扱いも , ‪”‬ 高級品 ‪”‬ に 傷が入らないよう 優しく 接されていた

, 今日も 可愛いよ

甘い声で 俺の名前を呼んで 頬を撫でる者 。

心底 虫唾が走る , 触れないでくれ

今日は いつもより , 違った 様子だった 。 もう 日は沈み , 綺麗な 三日月が この街を 照らしている

俺を 手招きし , 散々 甘い声で愛でる 。 撫でている手とは 別に , 俺を縛り付ける モノを 持っているのが 分かった 。

久々に 外へ行こうか

首元に 着けられた モノ , 首輪 だ 。

嫌な予感は , 当たるもの なのだ 。

見た事のない 暗い場所へ 連れて行かれ , 手足を拘束 させられた 。

傷をつけるなよ , 特に ‪”‬ 高級 ‪”‬ な ものには

俺を 此処へ 連れてきた男は そう言い残して 去っていった 。

光が眩しく , 周囲の歓声で 目を覚ました

ああ , これが 。 予感通り だった

さあ , 今宵も 始まりました

‪”‬ 人間 オ - クション ‪”‬ 開幕です

俺と同じ ‪”‬ 商品 ‪”‬ の 奴等の 中には , 泣き喚く者や 助けを求める者 ばかり

全部 , 無駄だというのに 。

諦めて 目を閉じた 。 もう終わりだ , 人生の終わりを 覚悟した

サイレンが 鳴り響く 何者かが 会場へ 侵入した ようだ

mazeta

オイオイ やってんなあ ( 笑

atto

皆様 楽しそうに 闇金 ですか ~ ( 笑

akkkkiy

ねえ ぷ - のすけ この子 じゃないよ 、 !?

pretz

あ - ミスったわ

背の高い 金髪の男は 俺の方へと 駆け寄り , 優しく 耳を閉じた

akkkkiy

ごめんね 急に

akkkkiy

少しの間 , 眠っててね

一気に瞼が 重く感じて , 俺は 意識を 失った 。

うっすら 見える 知らない部屋の天井 。 そして 幼い顔をした 青髪の男

tigusa

あ 、 起きた !

ketcha

皆 ~ 起きたよ 、 !

状況を理解出来ていない 俺と ぞろぞろと 部屋へ入ってくる 男達

mazeta

目 覚めたか

pretz

腹 空いてへん ?

atto

ちょっとした ものしか ないけど

小さな パンを 貰った 。 有難く 食べることにした

akkkkiy

驚かせちゃって ごめんね

tigusa

俺達 , この街を 取り締まってる 警官 で

ketcha

だから 今日も 情報を聞いて 向かったんだけど

mazeta

此奴が 場所間違えたらしくてな ? ( 笑 👉🏻

天然パ - マ をした 彼を 肩を揺らして笑いながら 指す 男

pretz

まあ結果 彼処も 闇金してたから ええやん

atto

そういえば , 君 名前は ?

思い出したかのように 首を傾げて 問いかけてくる 赤髪の男

.. ◯◯

ketcha

◯◯ちゃん かあ 、 !

tigusa

可愛い名前だね

いや , あの

‪”‬ 俺 , 男 です ‪”‬ と 言葉を放った途端 部屋が 静まり返る

akkkkiy

え 、 まじで !?

mazeta

お前 男なの

大袈裟な反応をしてみせる 奴等 。

atto

顔可愛いから てっきり 女の子かと

.. うっせ -

pretz

あ , 地雷踏んでもうた ? ( 笑

tigusa

じゃあ , ◯◯くん ?

呼び捨てでいい

そう言うと , 何故か 彼等は 嬉しそうな 表情を浮かべて 俺の名前を呼んだ

彼等の 名前も 教えて貰い , 風呂まで 入れてくれた

‪”‬ 前髪長いね ~ 切っちゃうか ! ‪”‬ と 金髪の男が 言って 髪を綺麗に 切り揃えていく

俺と目が合った途端 , 彼は 笑った

正直 驚いた

akkkkiy

笑 , ◯◯ めっちゃ綺麗な目 してんじゃん

akkkkiy

いいね , 超 似合ってる

優しく はにかむ 彼と鏡越しに目が 合ってしまって , 思わず 逸らしてしまった

‪”‬ 綺麗 ‪”‬ なんて , 初めて言われた から 。

服を着替えて 皆のいる所へ 戻ると

mazeta

お ~ .. (

atto

まだ 信じらんないな ( 笑

pretz

まじで 男なんか

ketcha

可愛 ,

.. 別に 言ってもいいよ , 言われ慣れてるし

慌てて口を塞いだ 彼に そう声を掛けると , 顔色が明るくなり 笑顔で

ketcha

うん , 可愛い

mazeta

お前まじで 可愛いよ

どう返したらいいか 分からなくなってしまった

これからは , 彼等と 共に 過ごすんだと 思うと 何故だか 心が温まって

ありがとう

縛られていたモノから 解放されたような 気がした

‪”‬ 落としたのは 金の斧でした ‪”‬ 𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃

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