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7月7日
地球では七夕というものがある
短冊に願いを書くと、その願いが叶うという代物だ
実は、多くの星でそのような事が行われている
多くの星の短冊を調査して
その願いを実行可能か見極める
願望調査局は、年で一番忙しい日だ
リゲル
ヴァルゴ
願望調査局は七夕の日を迎えていた
ヴァルゴ
リゲル
リゲル
ヴァルゴ
ヴァルゴは多くの短冊をチェックする
世界平和とか、10兆円欲しいとか
叶えにくいものばかりだ
故に毎年叶えられるものは数千枚の短冊に1枚あれば多い方だ
世の中のバランスを保つ為にも
全ての願いは叶えられないのだ
ジェミー
隣で短冊を確認していたジェミーが、ヴァルゴに短冊を見せる
ヴァルゴ
ヴァルゴ
ジェミー
ジェミー
ヴァルゴ
ジェミー
リゲル
やっと願い事発見と思ったら、リゲルが却下する
ヴァルゴ
ヴァルゴ
スキレル人とは、ベガとアルタイルのある願望調査局から、
約14光年先にあるスキレル星に住む人々だ
多くの植民星を持っており
移動手段の確保が課題になっている
局員試験の時に勉強した
リゲル
ヴァルゴ
ジェミー
こんな事はよくある事だ
実は短冊の調査をして戻ってくるまでには光の速度でも時間が掛かることがほとんどだ
例えば太陽系第三惑星の場合は
往復で、33・4年掛かる
その頃には自力で願いを叶えてしまっている人がほとんどだ
あまりにも遠い所は支部があるが、
たかが数十年に支部は必要ない
ヴァルゴ
ジェミー
ヴァルゴ
地球人からの願いで、サグラダファミリアが完成しますようにと書かれていた
ジェミー
リゲル
リゲル
ヴァルゴ
リゲル
私達は、今年も待っている
沢山の星から、願いと希望が
届くことを
コメント
7件
いい事だよ!
ハート連打ありがと
SFオタクだからSFしか書けない…