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その死は唐突であった、

坂田さんは俺らに何かを言おうとしていた。だが、彼がそれを言うことはなかった

何故ならば、

佐山 翔太

坂田さん、坂田さん、しっかりしてください、坂田さん!!

坂田 大道

げ、げぇむ......まぁ......すたぁのしょう......たい......は......

これが彼の最期の言葉だった

突然の出来事に、目の前の死。理解出来ない人は多いだろう。一体、俺らの身に何が起こったのか、少し時を戻して話そうと思う

坂田さんは植物園で何かを言いかけていた。だがその時、それを妨害するかのようにマネキンの群れが植物園の中にやって来た。戦い慣れぬ俺らも応戦し、7人で奴らを倒す事に成功した

問題はここからだった。その場所を危険と判断した俺らは植物園を出て、中央広場へと向かうとする。だが、その時に若い女の子の叫び声を聞き、俺らはそこへ向かった。

そこでは🧸のぬいぐるみを持った小さな女の子と年を召された男性がいた。後に2人は祖父と孫の関係だった事が明らかになる。沢山のマネキンから2人を守るのは容易ではなかった。

心優しい坂田さんは、襲われそうになったおじいさんを庇い、怪我を負う。

腹部へのダメージが大きかったのか、マネキンの群れを一掃し終えた頃に彼は先程の言葉を残し、力尽きたのだ

出会った間も無くして彼は死んだ。これがこのゲームのリアルだった。人生で初めて、目の前で死を見てしまったんだ

佐山 翔太

坂田さん、坂田さん、、、目を開けてください!坂田さん!

並木 愛莉

......

屋代 美由

嘘でしょ、ねぇ、嘘でしょ?嘘って言って

大葉 凛太郎

呆気なかったねー

日比谷 彩人

お前、もう黙れよ大葉

樋口 剛

坂田隊長、坂田隊長!!目を開けてください!早く!早く!!!

涙で倒れる樋口。彼の怒りの矛先は2人の家族へと向けられた

樋口 剛

隊長はな?隊長はな?あんたらを守るために命を落としたんだよ?なぁ?分かるか?お前らに?この重さが?あんたがな?あんたが全て悪いんだよ!

樋口 剛

おめぇがグズグズして、のろまってるから、あんたを庇って隊長は命を......

樋口はおじいさんの胸ぐらを掴んで怒りをぶつけた

おじいさん

すまない、すまない、許しておくれよ、

女の子

もう辞めて、やめてよ......

樋口 剛

う、う、う、

童顔

随分と呆気なく放送室に入れたな

メガネ

あぁ。あのアナウンスは間違いなくこの場所から店内へと流された。ならば声の主はこの部屋にいる事はほぼ確実だ。間違いない

力士みたいな巨漢

おい、見ろ!あれじゃないか?

そこにそれらしき影が

童顔

おい、お前。お前がこの糞みてぇな事を仕組んだ張本人だな?

その後ろ姿は何も動じない

童顔

お、おい!無視すんなよ

爆破装置付き木製人形

残念でした〜!これは罠でぇ〜す!おとりでぇ〜す!

童顔

なっ!!

爆破装置付き木製人形

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、爆破まで残り10秒前。ピッ、ピッ、ピッ、ピッ

童顔

お、おい!嘘だろ?逃げるぞ早く!

力士みたいな巨漢

あ、開かない!扉が

メガネ

お、おい、何やってんだよ、時間ないぞ

爆破装置付き木製人形

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ残り5秒前。ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ

童顔

嘘だ、これは嘘。そう夢だ、悪い夢。俺は悪い夢を、

爆破装置付き木製人形

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、残り2秒前、1、

童顔

うわぁぁぁぁぁ

メガネ

嫌だぁぁぁぁぁ

力士みたいな巨漢

ママぁぁぁぁぁぁぁ

爆破装置付き木製人形

ゼロ

爆破装置付き木製人形

ドガァァァァァン!!

残り......

0時になると奴らが動き出す

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