おんりー
………
おらふくん
…………
おんりー
おらふくん、なんか面白い話して
おらふくん
え?え~っと………
おらふくん
う~ん………面白い話ね?えっとね~…
おんりー
無いなら良いや~
おらふくん
もぉ~!おんりーから振ってきたのに!
おんりー
って言うか~…暇だね…
おらふくん
うん…予告された時間までまだ結構あるからね~
おんりー
はぁ…まったく、ふざけた事件だよ…
おらふくん
えっ?みんな真面目だと思うけど…
おんりー
そう言う意味じゃない、そもそも根本的な部分から可笑しいんだよね…
おらふくん
へぇ~…おんりーはすごいよね、『全知の王』だし
おんりー
…まぁ、いつの間にか広まってたね、その肩書き
おらふくん
けど、事実でしょ?
おんりー
まぁ、大体は知ってるかな
おらふくん
すごいよね~本当
おんりー
全知の王…か…
おらふくん
…?どうしたの?
おんりー
いや、ちょっと昔を思い出しちゃってさ
おらふくん
昔?
おんりー
昔、仲良い友達がいてね
おんりー
それこそ、その人に『全知の王』って名付けられたんだよ
おらふくん
へぇ~!
おんりー
………
おらふくん
…なら!その人はおんりーの事、よく分かってるね!
おらふくん
良い友達じゃん~
おんりー
そう…だったのかな…
おらふくん
そうだよ!絶対にそう!
おんりー
そっか、ありがとう!
おんりー
今は事件に集中しないとだしね!
おらふくん
うん!頑張ろう~!
おんりー
(友達、か…俺にはそんな事を言う資格も無いかもしれないな
思い出したくもない、あの頃
もう記憶からも抜けつつある、黒い時期
けれど、ただ救いがあるのだとしたら
“友達”がいた事かな
???
おんりーはすごいよな~!
???
何でも知ってるじゃん!
???
って事は…おんりーは『全知の王』だな!
そんなありきたりな肩書き、似合わないよ…
けど、嬉しかった
後悔はしてない、、きっと
けど…もし、あの頃に戻ったなら
俺はきっと、違う選択をしている
そう感じてしまう、どうしてなんだろうね
『全知の王』の癖に、分からないや…
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