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妖魔銃殺者 第5話

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妖魔銃殺者 第5話

1 - 妖魔銃殺者 第5話

♥

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2019年11月29日

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新藤那月

(昨日は凄かったな……)

新藤那月

(今でもあいつを撃った感覚が残っ
ている)

新藤那月

(でも俺はまだ心の中であの出来事が夢か何かだと思っていた)

新藤那月

(これで当たり前のように純夏に話
しかけて何もなかったら…)

新藤那月

(考えただけでも恐ろしい)

新藤那月

(そんなことを考えつつ俺はいつも
通り通学路を歩いていた)

ブーブー

新藤那月

(するとズボンのポケットに入れて
いた携帯が震える)

新藤那月

純夏か?

九条純夏

e)おはよう、今日も話があるから
放課後いつものところね、あと学校
では私に話しかけないこと

新藤那月

(おっと純夏さんなかなか辛辣…)

新藤那月

(まぁ陰キャラの僕と一緒にいる人
の気持ちはわかりますけどね)

新藤那月

e)御意

新藤那月

(少し鬱になりながらも歩いていた

新藤那月

(どうやら今日はしっかり善良な妖
魔がいるんだな)

新藤那月

(昨日とは打って変わって1メートル間隔に二人はいる)

新藤那月

1日でこんなに増えるもんなのか

新藤那月

(そんなことを考えつつ学校に着く
と教室へ入った)

ガラガラガラ

新藤那月

(教室に入りいつもならこのまま席
に座るだけなのだが)

新藤那月

(今日は少し違うらしい…数人の男
が俺の前に立った)

竹山

おい新藤

新藤那月

な、なに?竹山くん

新藤那月

(新藤とは俺の苗字だ)

竹山

九条さんと何した

新藤那月

新藤那月

ど、どういう意味かな…?

竹山

昨日てめぇら二人で話してただろ

新藤那月

ん?あ、あぁ確かに話したけど違う
よ…あれ委員会の事だよ。

新藤那月

ほら僕と九条さん同じ選挙管理委員
会でしょ?

新藤那月

だからそ、その事を話してたんだよ
…。

竹山

竹山

あぁそうか

竹山

それもそうだな!お前みたいなイン
キャと九条じゃ釣り合わないもんな

新藤那月

(竹山達は笑いながら元いたとこ
ろに戻って行った)

新藤那月

(流石クラスのカースト頂点だ
迫力が違うな)

新藤那月

(にしてもムカつくなあいつ)

新藤那月

(ていうかよくよく見れば教室に純
夏の姿がない)

新藤那月

(あいつが遅刻なんてありえない)

新藤那月

(まさか妖魔…?だが俺無しでなん
て無謀な事、危険だろうし)

新藤那月

(するとまた携帯が鳴った)

九条純夏

e)今日は午後から行くわ。
あと今日何が起きても冷静でいて
あの事は言っちゃダメよ!

新藤那月

(この時点で今日なにかが起きる
のか予想はつくが)

新藤那月

(恐らく妖魔関係の事だろう)

新藤那月

e)わかった

新藤那月

(それだけ言って携帯を閉じるとホ
ームルームが始まった)

先生

はーい席につけ!

先生

え〜これからホームルームを始めます…がその前に皆さんに転入生を紹介します

竹山

おお?女か!

新藤那月

(こんな時期に転入生だと?)

新藤那月

(少し嫌な予感がする)

先生

入っていいぞ

失礼します

入ってきたのは銀髪の美少年だった

女子達

え?カッコよくない?

女子達

本当だ〜w

女子達

めっちゃイケメン!

新藤那月

(女子達が騒ぎ始める)

黒瀬湊

はじめまして、富山から来ました

黒瀬湊

黒瀬湊です、よろしくお願いします

竹山

よろしくな〜

女子達

よろしくね!黒瀬くん!

先生

じゃあ黒瀬の席は〜

先生

お、新藤の隣が空いてるな

新藤那月

え…

女子達

女子達

は?なに?あいつ

新藤那月

(女子達からの陰口ときつい視線を
送られてきたが)

新藤那月

(俺は気付かない振りをして下を向いた)

黒瀬湊

よろしくね新藤くん

新藤那月

う、うんよろしく

新藤那月

(嫌な予感しかしない)

新藤那月

(ホームルームが終わり黒瀬くんが
どこか行くと)

新藤那月

(一人の女子が俺の前に立った)

早乙女雪菜

ちょっと新藤?

新藤那月

な、なに?

早乙女雪菜

私と席変わってくんない?

新藤那月

え?べ、別にいいけど

新藤那月

(理由は聞くまでもないだろう)

早乙女雪菜

先生にはあんたから言って

早乙女雪菜

あとそのさ、な、なに?っていう

早乙女雪菜

キモいからやめてくんない?

新藤那月

新藤那月

わかった

新藤那月

(早乙女は無言で戻って行った)

新藤那月

(少しムカつく)

黒瀬湊

あの

新藤那月

(戻っていた早乙女が振り返った)

早乙女雪菜

なに?黒瀬くん!

新藤那月

(俺の時とは対応が大違いだ)

黒瀬湊

僕と仲良くしようとしてくれるのは
嬉しいけど

黒瀬湊

僕は新藤君と仲良くなりたいから席はこのままじゃダメかな?

早乙女雪菜

早乙女雪菜

え?あぁ…うん!わかった!

黒瀬湊

ありがとう

新藤那月


(あんなに気の強かった早乙女がま
るで別人のように物わかりが良くな
っている…)

新藤那月

(凄い、これがイケメンの力ってやつか)

新藤那月

(でも俺と仲良くなりたいという事
は九条が何が起きても冷静というの
はこいつがキーなのか?)

新藤那月

(わからないが変に動くのはやめて
おこう)

新藤那月

(それから特に変わったことはおき
ずに二時間ほどたった。)

早乙女雪菜

黒瀬くん次移動教室だよ!

黒瀬湊

それはご親切にありがとう

早乙女雪菜

一緒に行かない?

黒瀬湊

ごめんもう少しここにいるから先に
行っててもらえるかな

早乙女雪菜

うんわかった!また後でね!

新藤那月

(早乙女が教室から出ると俺と黒瀬
のみしかいなかった)

新藤那月

(絶対なんか起きるだろ)

新藤那月

(早めに行くか)

黒瀬湊

新藤くん?

新藤那月

(き、きた…)

新藤那月

なに?

黒瀬湊

君は授業行かないのかい?

新藤那月

あ、あぁ今から行くよ

新藤那月

(なんだ…よかった、もしかすると
この人は関係ないのかも)

黒瀬湊

明日の午後8時

新藤那月

!?

黒瀬湊

気をつけなよ

新藤那月

(そう言って教室を出て行った)

新藤那月

(やっぱりこいつか)

新藤那月

(明日の八時…いったいなんなんだ)

新藤那月

(あいつは何か知っているのか?)

新藤那月

(純夏が警戒する理由があるはずだ)

新藤那月

(あいつは俺達と同じ境遇の人間である確率が一番高い)

新藤那月

(問題は敵か味方かだな)

新藤那月


(とにかく明日の午後8時か…一応
警戒しておこう)

放課後

新藤那月


(午後の授業から平然と顔を出した
純夏は俺と話すことなく放課後にな
った)

新藤那月


(放課後になると純夏はいつのまに
かいなくなっていた)

新藤那月

(先に向かったのかな)

新藤那月

新藤那月


(談話室には着いたが…誰もいない
な)

新藤那月

あれ?間違えたかな

九条純夏

遅いわ

新藤那月

おぉ!いたのか

新藤那月


(純夏は物陰からダルそうにでてき
た)

新藤那月

集合時間決めてないだろ

九条純夏

まぁいいわ
今日はいろいろあった?

新藤那月

ありすぎだ…

新藤那月

とりあえずあの黒瀬湊ってやつ誰だ

九条純夏

九条純夏

今日の出来事をまとめると

九条純夏

①黒瀬湊が転入してきた

九条純夏

②そして貴方に接触

九条純夏

③その人は私達の秘密を知っている

九条純夏

ってことね?

新藤那月

お、おいちょっとまて、なんでお前が知ってる

九条純夏

あなたの右腰触ってみなさい

新藤那月

ん?あぁ

新藤那月

新藤那月

なんだこの小さいの…

九条純夏

盗聴器よ

新藤那月

は?

九条純夏

盗聴器よ!

新藤那月

(ドヤ顔で犯罪宣言をする純夏)

新藤那月


あーはいはいそれで俺の日常会話を
午前中サボって聞いてたってことね

九条純夏

冷静でいいこと、だけれどハズレよ

九条純夏

私がしてたのは調査

新藤那月

黒瀬湊のか?

九条純夏

えぇそうよ

九条純夏


だけれどあなたに説明するには長い
し場所も悪いわ

九条純夏

今からあなたの家いけるかしら?

新藤那月

あぁいいぞ

新藤那月


(普通ならドキドキして喜ぶ場面な
んだがな)

新藤那月


(下校時に二人で歩くと何かとめん
どくさいので別々に歩くことにした
。純香は不思議そうになぜ?と言っ
ていてきたが説明するのも面倒なの
で流した)

黒瀬湊

黒瀬湊

やぁ新藤くん

新藤那月

!?

新藤那月

…黒瀬湊!

黒瀬湊

おや?呼び捨てとは仲良しになってくれるのかな

新藤那月

なんの用だ…

黒瀬湊

悪者みたいに言わないでよ

黒瀬湊

たまたま通りかかっただけだよ?

黒瀬湊

それに君のお連れの方もう行ったよ

新藤那月

え?あ、本当だ

新藤那月


(純夏は何事もなかったように先を
歩いている)

新藤那月

あ、悪いな

新藤那月

(てか純夏普通に置いてくのかよ)

黒瀬湊

あぁ気にしないでくれ

黒瀬湊

また明日ね新藤くん

新藤那月

お、おう

新藤那月


(なんなんだよこいつ…まぁ
とりあえず気にしないでおくか)

新藤那月


(そして俺は先をゆく純香のもとへ
走った)

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