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青影
清子
青影
青影
清子
泣く青影の手に抱えられた 鮫はヨレヨレでおなか 部分から綿、目のボタンがら 左右垂れている。
清子
清子
青影 義信
清子
清子
清子
青影
清子
清子
青影 義信
第59話
『面影』
シュシュッ!
ギンッ!
ギンッ!
飛んできた氷柱を 片鎌槍の鎌が破壊する。
ブンッ!
バキバキッ!
ガギンッ!
黒い手は 片鎌槍の槍先を青影に 向けて投げるが、 生み出された氷の壁に 止められる。
青影
青影 義信
片鎌槍が黒い手に戻される。
シュシュッ!
そして、 鎌を振ると同時に 複数の黒い塊を飛ばす。
だが、それは 青影へと狙ってではなく、 彼の周りの地面や柱に 付着する。
青影
ブンブンッ!
片鎌槍が 素早く空を二回斬った瞬間、
所々に付着した 黒い塊から黒い月の形が 現れ、
シュ!
青影に向かって 一斉放たれる。
ポワッ
ゴポゴポッ!
青影 義信
青影の周りに 厚く高い水の壁が出現する。
青影に向かってきた 黒い月は水の壁に入り、 減速していき中で動かなくなった。
ザバンッ!
水の壁は高くなり、 青影の四方向に大津波を 発生させる。
だが、水は 義信の足元までしか届かなかった。
青影 義信
義信が青影の方に 注目を戻す。
しかし、そこには 青影の姿はない。
青影 義信
ブンッ!
青影 義信
ガッ!
青影 義信
青影が義信の後方の 水から出現し、 振り向いた 彼の頬を殴る。
青影 義信
ブンッ!
ブンブンッ!
青影は勢いを緩めず、 拳を連続で殴り掛かる。
だが、 義信は青影の拳を 何度も受け流す。
青影 義信
青影 義信
ブンッ!
ガシッ
義信は青影の右腕の 真ん中辺りを掴む。
瞬間、
ゴキッ!
青影
何かが折れる音が鳴り、 青影は苦痛で顔を歪める。
ブンッ!
青影が怯んだ隙に 義信が遠くへ蹴り飛ばした。
青影 義信
青影 義信
青影
青影は無言のまま、 立ち上がる。
青影 義信
…チャポンッ
青影 義信
地面に広がった水面から ソフトボール並の 水玉が空中に浮かび上がる。
バキバキッ!
そして、 それらは鋭く小さな氷柱に 形を変え、
シュッ!
氷柱は一斉に 義信の方へと放たれる。
ポワッ
青影 義信
片鎌槍の準備が間に合わず、 義信の身体に所々に 氷柱が浅く突き刺さる。
ブンッ!
ゴッ!
青影 義信
さらに、 青影は義信の腹部に 膝蹴りを入れた。
その勢いで 義信は軽く飛ばされ 地面に仰向きに倒れる。
青影
青影は義信に馬乗りなるように 覆い被る。
そして、左拳を構え、 力を込めるように 後ろへと引き、
ブンッ!
清子
青影
清子
清子
清子
青影
清子
青影
清子
青影
清子
清子
清子
青影
青影
清子
清子
清子
青影
清子
清子
青影
清子
清子
清子
青影
青影
清子
清子
青影
清子
清子
青影
清子
青影
青影
青影
清子
清子
青影
清子
青影
青影
青影
清子
清子
清子
青影
フラッ
青影
バタンッ
突然、 清子が地面に倒れる。
青影
清子
咳と同時に 赤い血が吐き出される。
清子
青影
青影
青影
清子
青影
清子
青影
清子
清子の指さした方向に 海の生き物が描かれた 四角い缶が置いてあった。
青影はそれを拾うと、 清子に渡した。
青影
ズキッ
青影
青影は足の痛みに耐えながらも 清子を横抱きし、 ゆっくり歩き始めた。
青影
清子
清子
青影
青影
清子
清子
清子
清子
青影
青影
青影
清子
青影
青影
ズキッ
青影
清子
青影
青影
清子の首に 自身のつけていたペンダントを 青影にかけた。
青影
清子
清子
清子
青影
青影
青影
清子
清子は弱々しい手で 青影の頭をゆっくり撫でる。
彼女の表情は 優しい笑顔だった。
清子
清子
清子
清子
バコンッ!!
青影 義信
義信の顔の真横の地面に 青の左拳が貫通する。
地面に埋まった左腕を ゆっくり抜くと拳から 血が流れていた。
青影
青影
青影
青影
青影
青影
青影
青影
ブンッ!
青影
青影の後方から 鎌の刃が貫通した。
青影 義信
青影
青影
ゴッ
青影
青影は義信の蹴りで 退かされる。
そして、義信が立ち上がり、 その後方で黒い手が 鎌を構える。
ポワッ
青影は苦しそうに しながらも左手に 青い魔法陣を展開させる。
青影
スッ
青影は 左腕をゆっくり降ろした。
そして数秒後、 手に展開していた 魔法陣が消える。
青影
青影
青影
青影
青影 義信
青影 義信
青影
青影 義信
青影
義信は青影の前に 何かを置いた。
青影 義信
青影
それは青影の大事にしていた 鮫のぬいぐるみだった。
鮫の目は元通りに お腹には包帯が ぐるぐる巻かれている。
青影 義信
青影 義信
青影
青影 義信
青影 義信
青影
青影が笑顔で 勢いよく義信に抱きつく。
義信は青影の身体を持ち上げ、 彼の優しくく撫でる。
青影 義信
青影 義信
青影
青影
青影
青影
ブンッ!
バタンッ…
青影は鎌に斬られ、 その場に崩れるように倒れた。
そして、そのまま 起き上がる事はなかった。
青影 義信
黒い手が透過し、 青影の胸辺りに貫通する。
青影の胸から黒い手が 抜けると、それには 青い炎のようなものが 握られていた。
青影 義信
青影 義信
青影 義信
青影 義信
カランッ
青影を運ぼうと 持ち上げた瞬間、 彼の上着の内から何かが落ちた。
青影 義信
青影 義信
バキバキッ
青影 義信
壱の周りの地面から 小さく細い氷柱が草のように 生えている。
青影 義信
青影 義信
青影 義信
青影 義信
青影 義信
…ユルサナイ。
青影 義信
バキバキッ!
青影 義信
ビュウウゥゥッ!
バキッ!
バキバキッ!
バキバキッ!!
空間内には氷柱が次々と 生み出され、神秘的な 氷の世界が形成される。
さらに、吐く息が 白くなる程まで気温が ゆっくり下がり始める。
青影 義信
青影 義信
突然現れた氷柱に 飛ばされた義信は 辺りを見渡す。
遠くに青影と 彼の真上に青い炎が 浮かんでいるのを見つける。
だが、数秒後、 青い炎が黒へと変色し、 青影と共に氷の中へと 包まれ見えなくなった。
青影 義信
…クルシイ…
青影 義信
シニタクナイ…
ナンデ、ワタシガ…
…ミエナイ…
…ツライ…サムイ…
青影 義信
空間内に複数の人物の 声が反響し始めた。
ナンデオレタチダケガ… コンナメニ…
ユルセナイ
オマエラコソ シズムベキダ
フカイヤミヘ…オチロ…
オチロ…オチロ…
オナジクルシミヲ…
ソレイジョウ アジワエ
バキバキッ!!