両片思い/フェリ菊

壁ドン

いきなりのことだった。

顔の横の壁に手を着く三年生の方。

そして、耳元に口を近ずける

壁ドンをしながら話している姿が見られては、 この方、避けられてしまうのでは…、？

そして、私は3年生を押し退けて、

とりあえず、廊下を歩き出そうとした。

（菊の腕を強く掴む

話したこともないのに。

いきなり付き合って欲しい？ 馬鹿なんでしょうか、、

3年生は、空いている窓から落とそうとしたのか、

私を落ちる寸前まで迫った。

そして直ぐに私を廊下へ戻した

まず初めは菊が転校してきたと聞いた時だ！

その時は黒髪の後輩が来たとクラス中、ザワザワしてたんだぞ、

友達に聞いた時は、 「黒髪といえば、真面目な印象だし…」って、仲良くはしたくない…と思ってたんだ、！

そして、1時間目の時

国語だったんだ。暇で暇で、 窓の外を見てた

そしたら、1人だけ目立ってる人がいたんだ。

黒い髪なのに、目立たない色なのに、

で、菊はイジメられてる子を助けた。

あー、やっぱり真面目ちゃんだな。って思ったよ。

食事中なんぱをされてる時だって、

チャラく乗らずに、フル無視で。

でも、見たんだ。

君が塔で迷子になった

助けようと思った瞬間、君の友達が来た

安心してた。

僕がこっそり、覗き見していた表情の中には無かった笑顔が。

あの子が来た時やっと、追加された。

こんな時でも敬語で、守れなくてごめんって、。

盗み見してたあと、フランシス先生が来たけど…

やっぱり真面目。この一言、

でも、先生の説教に言い返したり

廊下を走ってたよね。

僕、見た時びっくりしたなぁー、

あの、真面目ちゃんが、？って。

こうやって、影で戸惑ってるうちに、 一緒に走ってた子はやっぱり、菊のことをわかってて

ずっと見られていたんだ。

自分のした事を全て。

ぎゅっ

そして、3年生は私を抱きしめた

ガチャっ

恋人？

できたなんて言ってないし、 なんなら居ない

そう言ってフェリ君は、 私が誰かとカフェでお茶をしたり

キスをしている写真を見せた

タッタッタッ

続き ♡100