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ジュダルの姉

第20話 - 20話

217

2025年11月20日

#ねたばれちゅーい

#マギ

#マギ夢小説

#ジュダル

#姉

凛🐶

ジュラル

…っ睨

ジュラル

殴る

アラジン

ｳｯ(い、痛そう…)

白龍

……

ジュラル

私は言ったわ！アリババくんを殺すなと！

ジュラル

殺し合いをするなと！

ジュラル

貴方達は殺さないと言ったはずでしょう！

ジュラル

私を遠ざけてまで、そんなに戦いがしたかったの?!

ジュラル

ジュダルも貴方も！そんなに私の意見に賛同したくないの?!

ジュラル

私の気持ちは無視?!

ジュラル

答えなさい！白龍っ！

白龍

…ジュダルに、貴方を閉じ込めるよう命じたのは俺です

白龍

邪魔をされたくはなかったので

白龍

殴るなり蹴るなり、殺すなり好きに俺に当たってください

ジュラル

…っ

ジュラル

……

ジュラル

座り込む

ジュラル

…もう嫌よ…あの子がいない世界になんて、生きている意味はないわ…泣

ジュラル

だから戦争も争いも好きじゃないのよ…人を殺す度に、殺される人を見る度に、あの子がいなくなることを想像して、生きた心地がしなかった…

ジュラル

それなのに、それが、現実になるなんて…

ジュラル

こんな世界…滅んでしまえばいいのにｯ睨

アラジン

(黒いルフが！)

アラジン

ダメだ！ラルさん！

ジュラル

…、

ジュラル

もう誰かを恨む気力もないわよ…

アラジン

…、

白龍

ジュラル

白龍

…すみません

ジュラル

…少しでも申し訳ないと思っているのなら、私を

ジュラル

殺して…

アラジン

…!!

ジュラル

もう生きる意味はないわ…

白龍

ダメです

白龍

貴方には生きてもらわないと俺が困る

ジュラル

紅炎様達を皆殺しにする？

ジュラル

私には無理よ…ジュダルがいない今、私に戦う理由は無くなったもの…

白龍

…やはり…俺のためでは、動いて下さりませんか

ジュラル

…貴方が勝った暁には、私を殺してくれると約束するなら戦ってあげる

白龍

約束できませんね

ジュラル

どうして…？

ジュラル

理解出来ないわね

白龍

…俺は、

白龍

貴方に生きていて欲しい…

ジュラル

…とても残酷な願いね、

ジュラル

戦に負けるより、私の命なんかがそんなに大事？

ジュラル

道具のように使って殺せばいいのに…

白龍

えぇ、大事ですよ

白龍

貴方にベリアルを使うことになろうと、殺させません

白龍

戦に負けたって、貴方だけは…俺が守る

ジュラル

……そう

ジュラル

最悪ね

白龍

………

白龍

えぇ、知っています

白龍

ベリアル

ジュラル

……………

ジュラル

……ｯ

ジュラル

もっと…子供らしいことをさせてあげたかった…泣

ジュラル

もっと、姉として甘えられたかった…っ泣

ジュラル

まだ、全然今までの分…愛してあげられなかったのに…泣

ジュラル

どうしてなの…っ

アラジン

ラルさん…

白龍

戦争が終わるまでジッとしていてください

ジュラル

…………

白龍

(…まるで抜け殻のようだ)

白龍

(当然か、この世で好きだった2人を同時に失ったのだから)

白龍

(…抜け殻になろうとも、私は貴方を生かします)

白龍

(それが貴方にとってどれだけ残酷な事だとしても)

ジュラル

(…私が、死ねばよかったのに)

ジュラル

(あの子の苦痛はすべて、私のものになればいいのに…)

ジュラル

(…こんなことを考えても意味は無いわね…)

ジュラル

(もう…ジュダルはいないのだから…)

ジュラル

(…もう、会うことも…出来ない…)

ジュラル

…っ泣

ジュラル

…ｯ…ｳｯ…泣

ジュラル

(死にたい…死にたいわ…どうしてまだ私なんかが生きているのっ)

ジュラル

(もう生きていたくないっ)

ジュラル

(お願い…誰か、私を殺して…ｯ)

白龍

ジュラル

…!!

ジュラル

白龍！

ジュラル

お願い…ｯ私を殺して…ｯ!!泣

ジュラル

死にたいの!!泣

白龍

…なっ

白龍

頭も…腕も、血だらけではないですか?!

ジュラル

…お願いよ白龍…何でもするから、私を、ジュダルの元へ連れて行って…泣

ジュラル

私を解放して…泣

白龍

…ｯ

白龍

…とりあえず、手当をしましょう

白龍

牢から出す

ジュラル

嫌っ手当なんてしなくていい!!

ジュラル

私は死ぬの!!苦しんで死ぬの!!

白龍

ジュラル!!

白龍

お願いです自分を傷つけることはやめてください

ジュラル

嫌よ！私を殺さないのなら離して！

ジュラル

このまま餓死でも何でもした方がマシよ！

白龍

ダメです！

白龍

姫だっこ

ジュラル

嫌っ！離して！離しなさい！

ジュラル

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ

白龍

叩きたいなら好きなだけどうぞ

白龍

俺も好きなようにしますから

ジュラル

…いらない

白龍

ダメです食べてください

ジュラル

いらないと言っているでしょう！

ジュラル

貴方も忙しいのでしょう

ジュラル

もう私の事なんてほおっておいて！

白龍

無理です

白龍

食べないと言うなら、一口断ったごとに俺のナイフで体に傷をつけていきます

ジュラル

ﾋﾟｸ

ジュラル

したいならすればいいのよ

ジュラル

ﾌｲ

白龍

はい勝手にします

白龍

ナイフで腕を刺そうとする

ジュラル

…ｯ

ジュラル

腕を掴む

ジュラル

…食べる…食べるから…

白龍

…笑

ジュラル

…卑怯だわ

白龍

なんとでも

白龍

食べさせる

ジュラル

ﾊﾟｸ

ジュラル

皇帝ともあろう方が…こんな下働きがやるようなことをするなんて

白龍

いいんですよ俺がやりたいことだから

ジュラル

…私は、白瑛様ではないわ

ジュラル

貴方の姉でも無いのよ

白龍

…!!

白龍

…ジュラルは、俺が姉上の影を自分に見ていると思っていたのですか…?

ジュラル

…他に、私に構う理由ある？

ジュラル

私のために、こんなことをする理由は何

白龍

………

白龍

すみません、言えません

白龍

(…俺には、言う資格はありません…)

ジュラル

………そう、

ジュラル

後は自分で食べるから、出ていって

白龍

ですが…

ジュラル

監視をつけてもいいから、

ジュラル

1人になりたいの

白龍

…分かりました

ジュラル

(…どうして言えないのよ…、)

ジュラル

(…まぁ、どうでもいいわ…)

ジュラル

(…私はこれから、どう死のうかしら)

ジュラル

(…紅炎様なら、私を殺してくださるかしら…)

ジュラル

(…私を、アリババくんやジュダル…両親のいる所へ送ってくれるかしら…)

ジュラル

ｽﾀﾌﾀｽﾀ

兵士

止まれ

兵士

ここは通せない

ジュラル

通して

ジュラル

私は紅炎様に用があるの

兵士

紅炎"様"だと?!

兵士

お前も逆賊の仲間か?!睨

ジュラル

通してと言っているの

ジュラル

きけない愚図なら寝ていなさい睨

ジュラル

槍を奪う

兵士

なっ

兵士

い、一瞬で…これだけの数を…

ジュラル

退いて

兵士

逃げる

ジュラル

待ってダメよ

ジュラル

白龍に知られたら怒られてしまうわ

ジュラル

槍を投げる

兵士

ｯｯ

兵士

ﾊﾞﾀﾝ

ジュラル

うんこれでいい

牢の中

ジュラル

紅炎様

練紅炎

外の兵士は殺したのか？

ジュラル

殺してませんよ動けなくしただけです

練紅炎

そうか

練紅炎

だがいずれ死ぬぞ

ジュラル

…そうですね

練紅炎

……はぁ、今のお前はまるで昔の戦にいた時と同じだな

練紅炎

洗脳されていた時のお前と

ジュラル

紅炎様には、その方が好都合だったのでしょう…?、笑

ジュラル

私が、苦しんでいるのを知っていて何もせずに、暖かい言葉だけを与えて

練紅炎

……

練紅炎

だから俺を殺しに来たと？

練紅炎

お前も俺に恨みがあるのか

ジュラル

ありませんよ

ジュラル

別に、私は奴隷なのだからそう扱ったって、普通のことですし

ジュラル

殺しに来たということも違います

ジュラル

私は、貴方に殺されに来たのです

練紅炎

…ジュダルが死んだからか？

ジュラル

…っ

ジュラル

ジュダルのいない世界に、私の生きる意味なんてないでしょう!!

ジュラル

槍を自分の腹に刺す

練紅炎

ジュラル

ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ジュラル

このように、私は自害することが出来ません

ジュラル

だから貴方に殺してもらおうと思い参りました

練紅炎

何故俺なんだ？

ジュラル

私の…尊敬しているお方だから

練紅炎

それは光栄だ

練紅炎

3週間後には処刑される俺にそんなことを頼みに来るとは

ジュラル

…白龍は、貴方を殺しませんよ

練紅炎

それは分からない

ジュラル

分かります

ジュラル

あの子は優しい子だから、他人と触れて、感じて、自分で考え行動出来る、いい子だから

ジュラル

玉艶の復讐は終えました

練紅炎

賭けるか？

ジュラル

賭けません

ジュラル

私は今日死ぬのだから

練紅炎

俺は了承しておらんぞ

ジュラル

何故ですか

ジュラル

貴方にとって、私の命など軽いものでしょう

ジュラル

弟でさえ、あんな…あんな酷いことをしておいて…っ

練紅炎

……昔のお前は…

練紅炎

…いや、

ジュラル

…？

練紅炎

お前も復讐は悪だとは思わんのか

ジュラル

思いません

ジュラル

無念は晴らすべきです

ジュラル

私の人生も、ジュダルの人生も壊されたのだから

練紅炎

だが、白雄殿も白蓮殿の意思は俺と同じだった

ジュラル

…っ

練紅炎

お前は復讐などせず、俺につくものだと考えていたぞ

ジュラル

分かっています…っ、あのお二人方の願いも…ですが、私は…国やあの方々の願いよりも、私達の人生をめちゃくちゃにしたあの女を…私の大好きだったお2人の無念を…

ジュラル

晴らすことしか…私には出来なかった…っ

練紅炎

…お前はそうだろうな

練紅炎

だが白龍は違う

練紅炎

煌帝国の王子だ

ジュラル

だからと言って白龍を縛っていい理由にはなりません!!

ジュラル

あの子も、私と同じように、ずっと苦しんでいたのにっ

ジュラル

やめさせたいなら、そういえば良かったではありませんか!!

ジュラル

白雄様白蓮様亡き今、

ジュラル

貴方はこの何億人といる世界でただ2人の兄なのだから!!

練紅炎

…!!

ジュラル

どうして何も話さないの貴方達は!!

ジュラル

私とは違って話せる機会も時間もあったのに！

ジュラル

白龍も白瑛様に最初から話していればあんな絶望を味わうこともなかった！

ジュラル

貴方も白龍にちゃんと全てを話して説得すればこんな結果にはならなかったかもしれないじゃない！

練紅炎

…あいつには、玉艶を殺すことは無理だと思っていた

ジュラル

ならば貴方が力を貸してあげればよかったじゃないですか

練紅炎

俺こそが、それを成し遂げる男だと信じたかった…

ジュラル

…!!

練紅炎

お前の言う通りだ

練紅炎

全て俺が悪い

練紅炎

俺が最初から白龍に皇位を譲っていれば良かったのだ

練紅炎

あいつにも謝るつもりだ

ジュラル

…(紅炎様が、)

ジュラル

…不器用な人達ですね、

ジュラル

よく、似ていらっしゃる…

練紅炎

不器用なのはお前もだろう

練紅炎

お前は自分で考えてここにいるのか？

ジュラル

…当たり前でしょう

練紅炎

いや、俺に選択を委ねているだけだ

ジュラル

…!!

練紅炎

生きる意味も考えられず、死ぬか生きるかも考えられない

ジュラル

私は死にたいんです！ちゃんと考えて…

練紅炎

ならばなぜすぐ自ら死ななかった

練紅炎

白龍にベリアルを使われる前に出来たはずだ

ジュラル

っ

練紅炎

それはお前に迷いがあったからだ

練紅炎

死にたいと言いながら、死ぬ勇気も、死んでいいのかすらも分からんのだろう

練紅炎

俺と無駄話をするくらいだ

ジュラル

そんなこと…

練紅炎

この世に何も未練などない、死ぬ理由しかないというのなら、外に出てこず、ずっと閉じこもっていれば良かったのだ

ジュラル

私だって、餓死したいと思ったけど、白龍が、私が食べないと、自らをナイフで傷つけるというから…だから、

練紅炎

白龍に傷ついて欲しくないか

練紅炎

ﾌﾝ笑

練紅炎

生きる意味が目の前にあるにも関わらずそれが分からんか

練紅炎

体は正直のようだがな

次回♡20

ジュダルの姉

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いやん最＆高続きチョーチョー楽しみに待ってます！頑張ってください！！（学校なので昨日携帯没収されたの見てたんだけど😭😭遅刻してて死ぬ

続き待ってます！

凛🐶

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