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夕飯とお風呂をいただいたあと、テレビを見ながら今後のことについて話していた。
尚の母・幸子(さちこ)
一咲家の母
外に出ていた自分の母親が帰ってきた。
天宮 尚(5歳)
尚の母・幸子(さちこ)
一咲家の母
尚の母・幸子(さちこ)
尚の母・幸子(さちこ)
一咲家はPTAや地域のボランティア活動に熱心な人だった。人手が足りない時はその分を自分たちでやったりしていたし、とても働き者で慈悲深い。
天宮 尚(5歳)
さっきまで寝ていたのに少し目がしょぼしょぼする。母親に促されて今日はもう部屋に戻って寝ることにした。
部屋に戻ると、机に卒業証書と、綺麗に洗濯された制服とアルバムが置かれていた。
天宮 尚(5歳)
眠るまでアルバムを読むことにした。 集合写真、ピクニックやお祭りの写真など沢山載っていて、可愛くデコレーションされていた。
天宮 尚(5歳)
年中の歳。バレンタインデーのひ♡という文字の下に、花音からほっぺにキスをされた自分の写真があって恥ずかしくなった。
どんな時でも、隣には必ず花音がいて自分と左手を繋いでいる。
ずっと隣にいた。
天宮 尚(5歳)
最後のページ。花音の字で 〝ずっと いっしょ ずっと だいすき〟と 書かれていて、 文の上には二人で夕日をみながら手を繋いだ写真が1枚貼られていた。
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
少しでも希望を持とうと、写真の中の花音を指で撫でながら心に誓う。
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
そっと寝室の扉を開け、リビングへ向かう
リビングはまだ明るくて、花音の両親と自分の母親が向かい合わせに座っていた。
3人とも、どうも雰囲気が暗い。
一咲家の父
一咲家の母
一咲家の母
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
「ゴトッ」
持っていた湯たんぽが床に落ち、2人に気づかれてしまった。
一咲家の父
一咲家の母
尚の母・幸子(さちこ)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
リビングが静まり返る
一咲家の父
一咲家の父
母親は、いいえ、と首を横に振る
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
一咲家の父
天宮 尚(5歳)
絶対に違うと何度も唱えながら、顔をぐしゃぐしゃにして涙を拭い寝室へ戻った。