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最終話が近いせいか一気に詰め込んじゃいましたw
エアル
燃えさかる炎の中には 壁に寄りかかっている青年と 青年を見下ろす少女がいた
ははっ、そんな顔しないでよ
???
もー、そんなこと言ってたら父さんが 「お前、いっちょまえに反抗期か!」って言うよ〜?
それに、僕はもう長くないんだから …笑って見届けてよ
???
…なんで長くないのか 見たらわかるでしょ…?
青年は腹に手を添える
腹部から止まることなく流れる血液
赤く染ってゆく白衣
せいぜい話すことが 出来るくらいだろう
???
???
???
???
…人間やめちゃった体でもさ 刺されたら痛いでしょ?
どんな体でも痛みは感じるんだから…
???
…ねぇ、便利屋さん
???
少女の方がピクっと揺れる
初めての依頼です
貴方の手で…僕を終わらせ 最期を見届けてください
???
???
ははっ手厳しいね
でもね、僕は元々最期は誰かの 手で…終わらして欲しかったからさ
…”リア”が最期に見る子で良かったよ
???
???
うん
???
うん
???
うん
???
???
…そうだったんだ、なんだか嬉しいな
少女は震えた手で短剣をギュッと握り 青年の胸元へと刃を向ける
???
そう…それでいいんだ
???
うーん、そうだなぁ
…れんとシルビアのこと…よろしくね
???
???
???
???
???
…それはどうかな
???
???
???
…そう思っていても…きっと あの子達は…君に…リアに…
青年は大きく咳き込んだ
???
…でも僕がつけた名前は… 世界で一つだけの…君だけのなま、え
僕、が、呼んであげ、なきゃ
青年は小さく咳き込み続けている
もう長くは持たなさそうだ
そんな青年よりも 苦しそうな顔をした少女は…
???
大切な人の手で死ねるのなら… 同じな気がするけどね
???
???
???
…僕も、そんなに狂った君を…君らを 愛してるよ…
???
???
???
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
フォス
エアル
フォス
フォス
フォス
そう言いフォスは部屋を出ていく
エアル
…明後日が決行日だというのに
なんちゅー夢見てんだ全く…
エアル
トゥール
エアル
トゥール
エアル
フォス
トゥール
エアル
フォス
エアル
トゥール
トゥール
そう言いながら背中をバシバシと トゥールが叩いてくる
そんな雰囲気に安心しているが… 不安の種が消えることは無かった
フォス
フォス
トゥール
トゥール
フォス
フォス
フォス
トゥール
トゥール
フォス
フォス
トゥール
サラッとメタい事を 言われた気がするが とりあえず聞き流す
エアル
エアル
フォス
トゥール
エアル
早く終わらす…
早く…終わらせるために…
まず…先に少し減らさねぇと…
エアル
───この不安を消さなければ
フォス
フォス side
フォス
ここには当番制というものがある
そして、今日は僕が当番だ
当番の人は、武器の刃などがしっかり 磨かれているのかどうかを チェックをする
それが結構楽しい
フォス
フォス
フォス
ドタドタと足音が聞こえ襖が開かれる
トゥール
フォス
フォス
トゥール
僕が抱えている武器をじっと見つめる
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
フォス
フォス
フォス
フォス
トゥールがゆっくりと 僕の肩に手を置く
トゥール
フォス
フォス
フォス
フォス
フォス
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
フォス
フォス
フォス
トゥール
フォス
フォス
トゥール
フォス
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
トゥール
フォス
フォス
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
フォス
フォス
トゥール side
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
エアル
トゥール
エアル
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
エアル
トゥール
エアル
エアル
トゥール
トゥール
トゥール
フォス side
トゥール
フォス
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
トゥール
フォス
フォス
トゥール
フォス
トゥール
トゥール
フォス
溜め込みすぎる…
アイツは…先々行き過ぎるから… 後に後悔することが多い
俺ら(僕ら)と一緒に 進んで行けばいいのに
満月まで残り2日