窓の外はもう真っ暗
仕事を終えた玖堂徹が、いつものように静かに書類に目を通していた
そこに高峰がノックもせず、勝手に扉を開けて入る
高峰理人
高峰理人
高峰理人
徹はちらりと時計を見るが、特に動こうとはしない
玖堂 徹
高峰理人
ぶつぶつ言いながらも部屋に入ってきた高峰の後ろから、東條も顔を出す
東條 絢斗
玖堂 徹
東條 絢斗
東條 絢斗
徹の手がふと止まった
玖堂 徹
唐突な一言に、東條と高峰は顔を見合わせる
高峰理人
高峰理人
高峰がすかさずツッコむと、徹は書類を閉じて椅子から立ち上がる
玖堂 徹
玖堂 徹
そのまま、視線を交わすこともなくすれ違いざまにだけ言い残し、静かに部屋を出て行く
東條 絢斗
高峰が呆れ顔でドアを見送る
高峰理人
高峰理人
高峰が苦笑しながら続けると、腕を組みながらため息をついた
東條 絢斗
高峰理人
高峰理人
部屋の外では、静かに階段を降りていく徹の背中
無言の中に滲む、言葉にならない想い
それはまだ、朔弥には届かない
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