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寧々
こはね
寧々
こはね
寧々
寧々
寧々
思考を巡らせていたところで、あることに気がつく。
寧々
ゲーム終了ミッションの説明をされた後の食堂で、確かに違和感を覚えた。
あんなに他人の決断を止めようとするのは、確かにおかしい。
こはね
こはね
こはね
そう言う小豆沢さんは、真っ直ぐな目をしていた。
これは覚悟を決めた目だと、理解した。
寧々
寧々
こはね
こはね
数分後
こはね
寧々
私は草薙さんと別れた。
こはね
こはね
もう、戻れないんだよ?
こはね
杏ちゃんのために、あなたは死ぬの?
こはね
???
こはね
これも精神汚染の影響……なのかな。
昨日からずっと、誰かの声が聞こえる。
こはね
こはね
説明の後に届いていたメールを頼りに、たどり着いた場所。
そこはエレベーターの中だった。
こはね
エレベーターを開けるのに必要なパスワードは、これだけだった。
初音ミク ?
スピーカーからミクちゃんの声が聞こえる。
初音ミク ?
その声は、ミクちゃんだった。
セカイのミクちゃんと、何も変わらない声。
初音ミク ?
こはね
初音ミク ?
こはね
一方その頃
小豆沢さんと別れた私は、白石さんの部屋に向かっていた。
寧々
自分以外の音が何もしない廊下。
まるで、ひとりぼっちになってしまったみたい。
寧々
寧々
ふと浮かんだ疑問。
答えなんて、見つかる訳もなく。
寧々
そんな事を考えていた。
寧々
その瞬間、後ろから聞こえた音に身体を震わせる。
寧々
考える暇も確かめる暇もなく、答えは出された。
杏
寧々
杏
その声も、見た目も。 確かに白石さんだった。
杏
寧々
杏
杏
寧々
寧々
そこから導き出される答えに、血の気が引いた。
寧々
杏
杏
寧々
杏
杏
私は声を荒らげた。
寧々
寧々
寧々
寧々
寧々
杏
寧々
寧々
杏
寧々
寧々
震える声を必死に絞り出す。
もしかしたら私は、ここで死ぬのかもしれない。
白石さんは精神汚染のせいで、ブレーキが外れてしまったみたいに見えるから。
小豆沢さんを守るためなら、私くらい殺せるはず。
それでも私が、この作戦に乗った意味。 それは、たった一つだけ。
このクソゲーを終わらせるため。
寧々
寧々
寧々
その瞬間、痛みが身体中に走る。
バチッ!!
寧々
寧々
寧々
寧々
白石さんが持っていた武器の形状から、導き出された答え。
そこに勝機は無かった。
寧々
寧々
杏
必死に出した声。 それが届いたのが、唯一の幸運。
そこにいる白石さんは、もう白石さんではないように思う。
杏
寧々
寧々
???
杏
寧々
こはね
寧々
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コメント
4件
面白かったー!!!
ミクちゃんがそんな簡単にゲーム終わらせるかぁ…?本物のこはねじゃない可能性も…