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春… それは桜が咲く日でもあり
散る日でもある
そんな大きな桜の樹の下には 1人の男が立っていた━━━
正賀
その男は 笑いながら涙を流して
正賀
正賀
今日も退屈だ
そう窓の外にある
校門前に立っている大きな木に 咲いている桜を眺めては
ため息をつく
そんな俺に
桜
そう言って俺の方へと振り向く
正賀
桜
正賀
桜
桜
桜
正賀
桜
桜
正賀
桜
桜
そう君は優しく…
明るく…
微笑んだ
この時から僕と君の
時間が始まった
正賀
桜
正賀
桜
正賀
桜
正賀
正賀
正賀
桜
桜
正賀
正賀
桜
桜
桜
正賀
桜
正賀
桜
桜
正賀
放課後
正賀
タッタッタッタッ…
桜
正賀
正賀
桜
正賀
こんなに息を切らして……
なんで俺と帰りたいの……?
正賀
桜
正賀
桜
正賀
桜
桜
桜
正賀
桜
正賀
桜
正賀
正賀
桜
桜
正賀
桜
桜
ふふっと明るく微笑む君に
ドキン……
正賀
正賀
ドキドキしてるのだろうか……?
桜
正賀
桜
正賀
桜
そう言うと君は嬉しそうに笑って 走っていく
正賀
それからも帰りは一緒に帰るようになり
さよならする度にはまた明日と 言うようになった
そして桜の花びらが無くなる頃……
正賀
正賀
どうやら俺は短い間で彼女のことを 好きになってしまった
そして覚悟の上で彼女に告ることに なったのだ
今目の前にいる彼女は 嬉しそうに
桜
正賀
桜
彼女は嬉しそうに喜ぶ反面どこかしら 悲しそうな顔をする
しかしそんなことは気にしなかった
気にしとけばよかったと あとから後悔した
それからも彼女と2人きりで遊ぶ事が 増えてき
お互いのこと知るようになった
そして冬
イルミネーションに行こうと約束した
約束地へと向かうがそこには彼女はいなかった 遅刻なのか?と思ったので しばらく待った 15分 30分 1時間 1時間半 と
しかししばらく待っても彼女は現れなかった 電話してみても 繋がらない
正賀
そして2時間位待った時向こうから誰かが走ってくる
その姿は桜だった
桜
桜
桜
桜
泣きそうな声で謝る君
正賀
正賀
桜
正賀
桜
イルミネーションを2人で見回り さよならをする時
桜
正賀
桜
桜
桜
その言葉を聞いた瞬間 周りの時が止まったように感じた
正賀
桜
桜
正賀
桜
正賀
桜
正賀
桜
桜
正賀
桜
正賀
桜
俺は急いで救急車を呼ぶ
救急車が到着すると 苦しそうにしている彼女を 遠くから見守るしか無かった そして彼女が乗っている 救急車は遠くへと行き
あれから数日後
ガララ…
桜
そこに居たのは 痩せていて いつもの元気な彼女と真逆で 大人しい彼女だった 彼女は俺に気づいたのかこっちをみると いつもの笑顔で
桜
俺の名を呼んでくれた
正賀
正賀
俺は彼女の好きな食べ物がたくさん 入っている籠を渡す
桜
すると彼女は食べ始め
桜
正賀
桜
桜
正賀
正賀
桜
桜
彼女は両方の人差し指を俺の 口角に当てるそして上へと
桜
正賀
桜
それからも暫く彼女の病室へと 向かっては話していた
そして春が訪れ 暫く経ち 桜が散る頃に 一通の電話がかかってきた
そしてその内容は
桜さんがお亡くなりになりました。
俺は急いで病室へと向かう
そこには 彼女は眠っていた
彼女の手を握ってみるもの 細く 冷たかった
彼女、桜は 散ってしまった
桜の花びらと散る共に
あれから数年後 校門前にある 大きな桜の樹の下に言っては こういう
大好きだよ
タップお疲れさまです。 ここまで読んでくださり 誠にありがとうございます。 今回 初めて書かせていただきました。 やはり下手くそですが…… 自分の思い通りに書いたので 少し、満足してます。 それではありがとうございました。