kmm
kmm
kit
あの地獄を抜け出せる喜びで眠気が吹っ飛んで忘れていた。
kmm
kit
俺に生きててほしいからなんて理由で、真っ当な人生を捨ててくれたんだ。
そして今も、まず俺のことを考えてくれる。
こんなに優しいkmmでさえいじめられるなんて、やっぱりこんな世界全部嫌いだ。
本当の意味で俺にあるのはkmmだけ。
これから増えることはあるのか?
受け入れられるものが少しずつ増えていったら、少しは生きやすくなる?
いや、今はそんなこと考えなくていいんだ。
ただ、唯一受け入れられるかもめと一緒にやりたいことをやればいい。
kmm
kit
夕飯を食べていないことすら忘れていた。
そのせいで、食べてないと言った時に自分でやっと食べていないことを理解したんだ。
kmm
驚き具合でkmmにも見事にバレた。
kmm
そう言うと、kmmはカバンの中から色々と入ったタッパーを取り出した。
kmm
kmm
kit
ベンチに座ると、kmmがタッパーを開けた。
唐揚げや野菜炒めなど、美味しそうな料理がたくさん入っている。
kmm
kit
kit
俺はまず野菜炒めを摘んでみた。
kit
思わず声が出た。
あの家の病院食のような味付けとは違い、濃いめの味付けだ。
濃いめの味付けだから、玉ねぎの甘みも際立っている。
kmm
kit
kmm
kmm
kmm
kit
苦しい過去を思い返したって苦しいだけ。なんて、小泉構文みたいなもんなのに、どうしてこんなにあったかいんだろう、
kmmだからかな......なんて、
kit
数分後
kitが箸を持ったまま眠そうにしてる。
まあ眠くならない方がおかしいよな。
kmm
kit
kitから箸を受け取ると、 袋に戻してカバンにしまった。
でも、流石にここで寝ると知ってる人に見つかる可能性が高いから、もう少し移動することにした。
kitがかなり眠そうだから、背中に背負っていたカバンを前に持ってきた。
kmm
kit
kmm
俺はそう言って、kitに背中を向けてしゃがんだ。
kit
kmm
kit
kmm
kit
kitを背負うと、kitはすぐに肩に顎を乗せた。
すぐに寝るつもりみたいだ。
公園を出て歩き始めると、すぐに耳元で寝息が聞こえてきた。
小さくて、か細い寝息。
体重も軽くて、まるで小学生をおんぶしてるみたいだ。
そんなことを思いながら、俺は隣の街を目指して歩いた。
時々休憩しながら歩いていていると、段々空が明るくなってきていた。
つまり、夜中はほとんどぶっ通しで歩いてたってことだ。
自分で言うのもあれだが、元不良なだけあって底なし体力は健在みたいだ。
一方で、kitは未だに熟睡している。
明るくなってきたから、腕時計を見てみると、もう5時を回っていた。
そろそろ外に出てくる人が増えてくる時間だな。
なるべく人気のないところに行こうと思い、俺は河原へ向かった。
予想通り、河原には人が一切いなかった。
だいぶ歩いたし、少し寝ようと思って草むらにkitを降ろした。
かいとの隣に俺も寝転ぶと、地面いっぱいに生えた柔らかい草が俺の体を包んだ。
それと同時に、草の香りが鼻いっぱいに広がった。
少し甘いような、独特な香りだ。
1日眠らなかった俺は、瞼を閉じるとすぐに夢の世界へ引き込まれていった。
kit
kit
俺は目を覚ますと、目の前の光景が信じられなくて混乱した。
だって俺、部屋で.......
そう思い周りを見渡すと、隣にはkmmが眠っていた。
そうだ。kmmと一緒に逃げ出したんだ。
自分の状況を思い出して、kmmが運んでくれたんだと理解した。
それにしても、ここどこだ?
かなり遠くまで来たんじゃ.....
kmm
ちょうどその時、kmmが目を覚ました。
kit
kmm
kit
kmm
kit
kmm
kit
kmm
ああ、楽しい。
何も、何も特別じゃない。
ただ、友達とくだらない話をして笑い合ってるだけだ。
でも、それがすごく楽しい。
この当たり前が、すごく幸せで、大切なんだ。
2人で笑い合ったあと、昨日の残りを食べてからまた歩き出した。
それからしばらくkmmと話しながら歩いていると、細い隙間から猫が飛び出してきた。
kit
人に慣れているのか、手を伸ばすと自分から寄ってきて頭をこすりつけてくる。
kit
それから俺は、飽きるまで猫と戯れた。
そして数分後、
kit
kmm
突然腹....というより、それこそ内臓が痛み出すという感覚を覚えた。
kit
kmm
kit
本当は横になりたいところだけど、動くと痛みが走るから今はこの体制のままでいたい。
kmm
kit
kmm
そう言うと、kmmは俺を抱きしめるかたちで支えてくれた。
そして、背中を優しくさすってくれた。
それから、しばらくして痛みがおさまった。
kit
kmm
kit
kmm
kit
もう痛みもおさまっているし、いつまでもここにいたら退屈だし、俺はkmmに聞いてみる。
kmm
kmm
kmm
kit
それから俺たちは裏路地から出て街を適当に歩いた。
うーん、どっか店でも入るか.....?
ぼんやりとそんなことを考えていると、kktが話しかけてきた。
kit
kmm
kit
kmm
kit
kmm
kmm
流石に面白くて、俺はつい爆笑してしまった。
kit
kmm
kit
kmm
kit
散々笑ったあと、俺はやっとkitの質問に答えた。
kmm
kmm
kit
kmm
kit
kmm
kmm
kit
kmm
kit
kmm
kitのあだ名か.......
まああだ名なんてそんなに深く考えるものじゃないか。
kmm
kit
kit
kmm
kit
kmm
なんか、いいな。
あだ名で呼び合える友達なんて、これから先できないんだと思ってた。
そんなやつがいたら楽しいんだろうなって思ってた。
でも、予想よりも、想像よりもずっと楽しい。
kiにゃんも同じように思ってくれてたらいいな。
終わり方下手で申し訳ない。
コメント
2件
えぇーー!?次回で最終界!?最初からずーっと見てたから終わるとなると寂しいです🥺 次回も楽しみです!
わぁお好き過ぎて泣いちゃいます( ??? )