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お疲れ様です!
こちらの物語を選んで下さりありがとうございます!
なのですが、ちょっと企画します!
題して、どれから書こうか選手権
意味わからんですよね
今回一斉に物語を挙げさせて頂きました
その中で1番多くコメント頂いた作品の続きから書いていこうと思います!
またどれもコメント頂けなかったら♡が1番多いものから進めます
期限はクリスマスまででどうでしょう?
もし良ければご協力下さい!
因みに書き方が少し違うのですがパクったわけではありません!
ちゃんと理由がありますのでっ!
『皆様はご存知だろうか』
『ここで昔1人の少年が連れ去られた事を』
『心霊トンネルと名付けられたこのトンネルで』
『今宵、数々の謎を解いてきて凄腕霊媒師が』
プッーーーー
at
付いていたテレビを消しながらそうぼやくのは芸大生2年のat
別にバカにしている訳では無いが、自分は特に霊感もなくそういうものに興味がなかった
at
ちらりと時計を見ると指された時刻は8時半頃
9時に約束事があったので急いで支度し外出出来るように整える
部屋の真ん中に置かれた白いキャンバスをちらっと見て、少し溜息混じりに家を出た
tg
トンネルの前で笑顔で手を振るのは青い髪の同級生tgにatも手を振ると
ak
at
atの姿を見つけるなりダッシュで向かってきた黄色い髪の同級生akは
atの身体をこれでもかと締め付けるほど抱きしめた
ak
at
at
tg
笑顔でペロッと舌を出すtgを見て、確信犯だと確定させる
at
3人がやって来たのは心霊トンネルと言われる心霊スポット
以前飲みゲーに負けたakの罰ゲームがここで写真を撮ってこいと言うものだったが
極度に幽霊が怖いakにとっては1人でここに来る勇気は毛頭無く
仲の良い2人を誘いやっとこさここまで来れたのだが
tg
ak
半泣きになりながら離れないakにatも少々苦笑い
at
ak
しがみつくakをずるずる引きずるようにatもトンネルへと歩き出した
tg
トンネルがちゃんと写るように、との指令だったのでtgがカメラマンになる事になったのだが
atの後ろで怯えきっているakがフレーム内に全く入っていなかったので
tg
ak
at
ak
atの肩からひょっこりと顔を出したakを確認したtgがパシャリ
tg
そんなtgの声がトンネルに響くと
akはatを押し退けトンネルの外までダッシュした
そんなakを面白おかしく見ていたtgもakを追うように駆け足で外に向かった
まるで子供っぽい2人の行動にやれやれ、なんて思いながらも
憎めない友人の元へatも歩き出した
その時だった
待って…………
at
何かが聞こえた気がして後ろを振り返る
でも友人2人は前にいるのでそこには誰もいるはずはない
何かの聞き間違いだろう、疲れてんだと思い再び歩き出すが
お願いっ!待って…………
やはり何か声が聞こえる
そう思ったatがじーっと後ろを見てもやはり誰もいない
絶対akはビビるからあまり聞きたくはなかったが、2回も聞こえてしまった為『聞き間違い』の確証が欲しくなってしまったatは2人に尋ねた
at
ak
tg
tg
ak
もはや壊れかけのakが心配で声を無視してさっさと友人の元へ向かいたかったが、やはり気になる
自分には霊感など全くないが、もし本当に人が助けを求めていたら見捨てる事になる
なんせいわく付きのトンネルだ、信じてはないが誰かが苦しんでいてもおかしくはない
at
ak
tg
tg
ak
akの叫び声を聞きながらtgに感謝しつつ、atは振り返り声を掛けてみた
at
独り言のように響いた後、一瞬しんとなった空間にやっぱり聞き間違いか、とatは入口に方向転換したが
俺の声が、聞こえるんですか?
まさかの返答に驚いたatは足を止めた
at
ちょうど今あなたのいる
トンネルの外側
at
トンネルの外側から人の声が届くものであろうか
少々疑問に思ったatだったが、物は試しにそこに向かってみることにした
at
トンネルを出て外側の草むらを歩いてみるも人気はない
外側からだと先程の場所がどこだったかわからなかったので、もう一度声を掛けてみた
at
すると声の主は不思議な事を言った
目の前にいます
at
見えませんか…………?
そんな事言われても見えないどころか何も無い
新手のイタズラだろうか
ここがいわゆる心霊スポットと呼ばれる場所
誰かがスピーカーを仕込んで隠しカメラで見て遠隔操作で、とも考えたがそんな暇人のような面倒な事するだろうか?
幽霊自体信じてないのでそれに対しての恐怖心はないのだが
もし騙さらているとなるとそれはそれで腹が立つし時間の無駄である
まぁ見たところ人はいなさそうだし人的被害は無さそうだと判断したatはこの場を去ることを決意した
at
待って待って、お願いです!
声が届いたの、あなたが初めてなんです
at
実はここから動けないんで
その………引っ張って貰えませんか?
何を言ってるのだろう
見えない相手に引っ張れと言われどうすればいいのだろうか
イタズラにしては少々タチが悪い
at
いえ、お願いです!
手を、だしてもらえませんか?
とんだ茶番劇だ、なんて思いながらもここまで付き合ってしまったのは他でもない自分である
もし変な動画を撮られて拡散でもしたら嫌だな、なんて思いながらもatは仕方なく手を差し出した
at
するとatの掌はひんやりとした冷気に包まれた
その不思議な感覚は冷たい筈なのに、どことなく人に触られているような暖かさを感じた
引っ張れますか?
at
全ての事が理解し難くもやもやとする気持ちになるが、ここまで来たらどうにでもなれと引っ張る行動をしてみると
わっ!!
at
抜けました、動けます!
ありがとうございます!
抜けました、って何!? なんて心のツッコミをしてしまったatだったが、とりあえず喜んでいる様子
全く状況は掴めないが自分のすべき役目は果たせたであろう、そう思ったatは友人の元へ戻る事にした
at
at
はい、ありがとうございます
そのお礼に疑問を持ったat
果たしてこれは本当にイタズラなのであろうか?
その声は本当に助かった、と言わんばかり切実に聞こえた
一体何だったんだろう?
そんな疑問を片隅に置きながら、呪われただ怖いだと泣き叫ぶakと、根掘り葉掘り聞いてくるtgと合流し、atはとある場所へと向かった
ピンポーン
pr
チャイムの音と共に出てきたprも同級生で、その綺麗な黄緑色の瞳を揺らしながら目の前に立つ友人たちを認識した瞬間
ak
ドアが開いた瞬間akは彼の両肩を持ち催促するように揺らす
pr
ak
prが話を終える前に勝手に部屋に入ってしまったak
それ程、先程名が出たktyを含めこの5人はとても仲がいい
全員芸大生で学部は違えど毎日会ったりご飯を食べたりする仲だった
そんなに仲がいいなら何故今回5人でトンネルに行かなかったのか
その理由は後々明確にわかるだろうし、atが今ここに来た理由もそれに関係される
tg
tg
at
pr
上を見ながらふーん、と何か考えながら『ちょっと待ってて』との言葉を残しドアを閉めてしまった
一体何があったのか検討つかない2人が顔を見合わせた時、再び扉が開いた
pr
お邪魔します、と2人が部屋に入るとprは外に塩のような物を撒き札のようなものを玄関に置いた
実はktyとprは双子の兄弟で代々霊感が強いと言われている家系で育ち、今は別に暮らしているご両親も霊媒師をしている
その血をそのまま継いでしまったprもかなり霊感は強く、よく見えたり除霊も出来たりする
双子の兄ktyはpr程強くは無いがそこそこ感じる能力があり、御札や御守りを作る事を得意とし、その効果は抜群だとか
その効果にあやかる為、ビビり散らかしたakはktyの元へすっ飛んで行ったのだ
そしてprとktyを連れて行ったら絶対に霊が出るから、とakが敢えて呼ばなかったのだ
kty
そう言いながら双子の兄ktyは人数分の飲み物をお盆に乗せてやって来た
同時に沢山の御守りをktyから貰ったのかakは少し落ち着いた様子で部屋にやって来た
pr
ak
kty
よくわからないままakはみんなから少し離れたktyの隣に座った
pr
at
心霊現象を全く信じていないatだったが、先程の現象が引っかかっていたのはprの存在が大きかったからである
自分は信じていないだけで否定はしていない
prの能力は凄いと思うし、そんな事もあるんだなぁと感心したりもする
だからこそ、あの一件がイタズラだけではないのではないかと思わせたのだ
1連の話をすると、prはふーん、と不思議そうな顔をした
pr
霊感のあるprが信じ難いとはどういう事なんだろう、やっぱりイタズラ何だろうか
だとしたら嫌だな、なんて思いながらatはprの言葉を待った
pr
ak
at
pr
pr
pr
at
う~ん、と悩ましげな顔をしたprだったが、正直引っこ抜いてその場から離れた事の重要性がatにはわかっていなかった
at
pr
pr
at
ak
実はprには3人が来た時からatの後ろの霊が見えていた
だから他の霊が入ってこないように塩を撒いたり御札を置いたり、御守りを持っているakを遠ざけたのだ
tg
kty
あの、すみません
at
tg
at
at
kty
ak
kty
ak
pr
pr
tg
楽しそうに言っているtgだが、内容はサイコパス
at
あのぉ…………
pr
俺の事、見えるんですか?
pr
本当ですか!?
嬉しい…………
at
pr
ak
恐怖と驚き疲れたのか、akはその場に倒れ込んでしまった
kty
tg
kty
pr
pr
……………
pr
あ、俺ですか?
at
え、嬉しい…………
at
kty
tg
今まで楽しく聞いていたtgだったが、流石に会話されるとついていけないのでついつい感情が顕になってしまった
その異変に瞬時に気付いたktyが通訳をかってでると、さっきまで曇ってた顔が一転し嬉しそうに微笑んだ
pr
俺は、mzです
at
別に友達の名前でもないし聞き覚えもないのだが、何かが引っかかる気がして彼の名前を呟く
でもそれで何か閃いたわけでもなければ思い出した訳でもないので、何も無かった様にその感情を押し流した
pr
わかり、ません
pr
そう、ですね
pr
それは、自由になりたくて
ずっとそこにいても、つまらないし
確かに誰だってずっと同じところにいたらつまらないのは当たり前
mzと名乗る幽霊の言葉に対してatは特に疑問には思わなかったが、prだけは不思議そうに首を傾げた
at
pr
pr
tg
pr
えぇと、それは、
抜いてもらったら、勝手に
pr
あ、すみません、えっと、
歯切れの悪いmzの回答に苛立ちと疑問が見え隠れするprの口調は少し強くも感じたので、atはすかさずヘルプを入れた
at
tg
ごもっとも、と言った様にtgが頷く
pr
kty
pr
at
kty
tg
kty
pr
at
あ、はい
at
tg
い、いえ、そんなつもりは
at
pr
kty
tg
pr
tg
よくわからないがドヤ顔のtgにみんなシラっとするも
あだ名…………
嬉しい…………
またもや喜ぶ幽霊mz
そんな姿に若干引きながらも、コイツなら大丈夫だろうと確信したpr
pr
at
kty
また別のあだ名………
嬉し
pr
……………
あからさまにしゅんとしてしまった幽霊mzにatが声を掛けた
at
kty
at
そんな能力あるんだ、俺………
凄い………
at
pr
pr
tg
ゆにーく…………
kty
pr
at
tg
kty
kty
pr
tg
at
そんなこんなで今日はお開きとなった
コメント
3件
ストーリーを呼んできたのですが 全部良くて全部見たいですねこれは どうしてこんなに神作を作ることができるんですか? 本当に困ります、、良すぎて でもちょっとこのストーリーが気になりまくりなので書いてほすぃなーと思ってしまいますね あと本当にストーリー良すぎて決められないです😭 いつも楽しませてくれて本当にありがとうございます!!!!!!!?!?!!??!