小湊くんと出会い、翌日
私は約束通り、またあの公園にやってきた
時間は午前9時半頃
勿論家族には何もいってない
そうこう考えごとをして待っていると向こうの方から、小湊くんが走ってくるのが見えた
小湊 圭一
あまりにも元気なので、一瞬小さい子どもの相手をしてる気がした
北条 奏
小湊 圭一
北条 奏
小湊 圭一
北条 奏
そうして2人で鬼ごっこをした
あんまり早く走ると小湊くんが躓くことがあって大変だったが、
それなりに楽しかったのを覚えている
恐らく一時間は2人で遊んでいた
北条 奏
小湊 圭一
小湊 圭一
と、次に何の遊びをするかの話していた時だった、
(お母さん)
小湊 圭一
小湊君のお母さんが迎えに来た
それをみて、私は少しモヤっとするものがあった
きっと羨ましかったのだろう
北条 奏
(お母さん)
(お母さん)
北条 奏
そして私は、小湊君のお母さんともお話しをして、仲良くなった
小湊君の話にもお母さんが出ることがあるので、
お母さんがいい人なのはしっていたが
(お母さん)
北条 奏
(お母さん)
小湊 圭一
予想していなかったことだから驚いたが、私はその誘いを断り切れなかった
そして私は小湊君の家へ行った
北条 奏
小湊 圭一
小湊 圭一
小湊君ははしゃいでいるのか、私に懐っこかった
多分、お昼くらいまで遊んで、
小湊くんのお母さんに 「お昼だから、ゆっくりしてていいのよ?」と、止められた
そのまま家に留まり、夕方を過ぎて 夜になった
北条 奏
小湊 圭一
小湊 圭一
初めてなのか、小湊君はうきうきして私の横でゴロゴロしていた
北条 奏
小湊 圭一
小湊 圭一
目を輝かせながらいう小湊君は、本当に純粋で、愛らしい
私はそんな小湊君が羨ましいかった
北条 奏
つい本音が出てしまうが、その言葉に返ってきたのは、予想外の返答
小湊 圭一
北条 奏
驚いた私が横を向くと、既に小湊君はうとうとと寝息をたてていた
小湊 圭一
北条 奏
私は今のは寝言だと思った
でも
寝言だとしても嬉しかった
例え嘘でも、
本当の兄じゃなくても
嬉しいかった
北条 奏
北条 奏
そして私、母さんと兄さんに黙って
家をでた
自分の兄以外に…いや
自分の兄すら兄さんと呼んだことのない私に、あんな優しい言葉をかけてくれた“圭一”
北条 奏
私の方が…圧倒的に強者なのに
こんな私を守ってあげると云ってくれた兄さんは
北条 奏
??
北条 奏
??
だがそれもここで、私と兄の関係は、
深く断たれることになる
コメント
29件
こんな素敵な思い出があったんですね! そしてこれからどうなっちゃうんだろう… 皆どうかまた会えますように😌✨