恋愛計画大失敗
恋愛とは、
俺の中では多分心理戦
あるいは精神戦
映画やドラマでみるような
頭を使って相手をどう落とすか、
それが恋愛なんだと
俺は思っていた、
そして俺にはその作戦を決行する時間がすぐ近くまでやってきている
「道枝くん?」
『あ、』
「何?話って」
クリっとした目で俺を見つめているのは、 作戦なのか、それとも、自然なのか
君は俺の作戦に気づいているのか?
『あ、ここやと話しにくいし、外行かへん?』
「そんなに聞かれたくないの?」
『ま、まぁ』
「そっかーじゃあ行こ!」
人のいない教室に2人だけ
俺の作戦はこうだ、
まず好きな人がいるのか 好きな人のタイプはどんな人かを聞いて
あえてそのタイプの真逆のタイプになりアピールをする、
女はギャップとかに弱い、
ネットやテレビ、
クラスの連中までそう言っている
『好きな人とか、好きな人のタイプってあるん?』
「うーん好きな人っていうか、気になる人はいるかな」
「好きな人のタイプかぁ、」
「少し弱虫そうな男の子かな?」
『ふーん、』
弱虫そうな男の子
なら少しオラオラ系?
俺には似合わない気もする
だけど一か八かやってみる、 オラオラ系より少し変わるかもしれない、そう思いながら
『じゃあ俺は?』
壁に追い詰め壁ドンをし、 キツめの目付きで君を見つめる、
「え、っと、」
「私、道枝くんとは、」
「ずっとずっと楽しい仲の友達がいいな、」
『そっか、そうか、』
何も言葉が出てこず ゆっくりと君から離れる
「私先生に呼ばれてるから行くね」
何も無かったかのように通り過ぎる君を見て思う
恋愛は作戦ではなく、
天性なんだってことを、
fin
コメント
4件
ごめん。言葉でねぇわ。←圧巻されてるだけです。
なんて言うのか分からんけどめっちゃいい!!笑
シンプルによき。うんよき。みっちーそゆのよき。うん。よき。