かんちがい
3つ年上の先輩
いっつも仕事では支えてもらってる
やけど、そんな先輩が
いつしか大好きになっていた、
『おはようございます』
「おはよ!西畑くん、今日は外やからちょっと急いでねっ!」
『はい!』
先輩の笑顔をみれればやる気が起きる
たとえどんな仕事だとしても
でも、ある日、俺は“嫉妬”をしていて少し機嫌が悪かった
それはある日の夜
綺麗なビルが立ちのぼる道を歩いていると、
反対の歩道に先輩の姿が
少し見つめていると
背の高い男の人が
楽しそうに笑いながら歩き去って行く先輩
あの後から機嫌の歯車が少しガタついた
そんなことがあってから俺は機嫌が悪く、仕事も上手くいかない、
そのためひとり残業で残っていた
時計の針は12時をさそうとしている
『はぁ、』
ため息をつくと見た事のある服装の人が、
「あれ?西畑くん、残ってたの?」
『ちょっとミスしちゃって、残ってました、』
「珍しいね」
「私も手伝おうか?」
『いえ、』
「西畑くん、調子悪い?」
『誰のせいでしょうね、』
「え?」
『先輩、昨日の夜誰といたんですか?』
「き、昨日?」
オフィスの机に押し倒し、 先輩の顔に自分の顔をちかづける
『俺、先輩のこと、ずっと好きやったんやから、』
『教えて貰っても、いいですよね、』
先輩に優しくキスを落とし
先輩から離れる
「あれさ、わたしのお兄ちゃん、」
『え?』
「恋愛相談してたんだよね、」
『恋愛相談?』
頭がついて行かなくなって
頭の中が整理された頃には “恋愛相談”という言葉に また頭がついて行かなくなった
『恋愛相談?』
「なんで?そんなに焦ってるの?!」
びっくりする先輩
この流れはもはや振られる流れ、
「昨日、お兄ちゃんにね」
「後輩のこと好きになったんだけどいいのかなぁって相談してたんだ」
何故か嬉しそうな先輩
『えっと、』
「私さ、西畑くんのこと好きになってたんだよ?」
え?先輩何嘘を、
そう思った自分はバカだったみたいだ、
「西畑くん、嫉妬させちゃってごめんね」
『先輩、ずるいです』
先輩をぎゅっと抱きしめて
『俺の彼女になってください』
「うん、よろしくね」
先輩に嫉妬して、振られるんだ、
それは俺の“かんちがい”
やったみたい、
コメント
8件
勘違いとか…可愛すぎな
好き( ・∇・)
凄いねぇ…