自分
俺は彼女がいる。 可愛くて、元気で、ドジで…

自分
付き合いたての頃は毎日一緒に帰ったり、手をつないだり

語り手
うわ早速リア充やんけ

語り手
で?なに?別れた?

自分
本当に充実した日々だった。

語り手
なんやねんそれ

自分
けど俺は最近、彼女の存在に対して飽きてきて…、 彼女が話してくる言葉にはただ相打ちや頷くだけ、彼女が一緒に帰ろうと言ってもバイトがあるからと断っていった。

語り手
それはそれで酷いぞ

自分
それでも彼女は懸命に話をいろいろしてくる。

自分
今日あった出来事や、 俺に会う度に好きと言ってくるし…

語り手
おい!彼女!そんなやつとは離れるんだよッ!

自分
冷たくしているはずなのに、 結構好かれているんだなと改めて実感する。

自分
でも、俺はその態度は直すことなくて…何日か冷たい態度のまま彼女と接した。

自分
そのせいか、彼女はだんだんと口数が減っていった。

自分
おい、そろそろ帰ろう?

自分
コクンッ 彼女は無言で頷いた。

自分
帰り道、俺はいつもは喋る彼女が全く喋らない事に違和感を感じた。

自分
なぁ…、お前最近変だぞ? 俺が冷たくしたからか?」

自分
じゃ、なんでだよ

自分
疑問を彼女にぶつけるも、 口を開くことは無い

自分
なんか喋れよ!

自分
ビクッと怯えた表情を彼女はすると、泣き目で俺を見る

自分
(い、言い過ぎた? )

自分
怯えた表情の彼女にあたふたしていると、下を俯いて彼女は無言で走っていく。

自分
あ!ちょっ、待って

自分
ごめん!

そう言おうとしたのに、 彼女はどんどん遠のいて…。
自分
何処に行ったらのか、見失った。

語り手
何を四天王

自分
その日の夜、 彼女の姿は見失ってしまったのでLINEで送信した謝罪。

自分
けど返信なんてもらえず。

自分
相当怒っちゃったのかな。
……悩んでいた数分後。 彼女から電話がきた。

彼女
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通話
00:00

語り手
あ、これ俺の出番じゃね?

語り手
いきまーす

語り手
慌てて電話に出た。 でも、その相手は彼女ではなかった。

本当にごめんなさい。 もう〇〇とは関わらないでください。お願いします。」
語り手
彼女の母親だった。 涙ぐんだその言葉は実に深刻で…俺は息を呑む

あの子は、貴方のこと大好きだったと…最後に書き留めていました。
語り手
えー!まじか

自分
言われなくても意味が理解出来た。 病院、最後

自分
その言葉を聞いて、 俺はその場に崩れ落ちる。

自分
ごめん…ごめん

自分
彼女の真実は、俺はお母さんから聞いてやっと分かった。

自分
楽しい会話…、最後はしたかったよな。 本当にごめん
