TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

wrwrd.短編集

一覧ページ

「wrwrd.短編集」のメインビジュアル

wrwrd.短編集

6 - 裏切り者でも仲間だろ? gr×tn

♥

893

2019年11月02日

シェアするシェアする
報告する

トントン

せん、そう...?

グルッペン

嗚呼、俺の右腕──

グルッペン

いや、恋人を傷付けたA国にな

トントン

恋人...

グルッペン

行くゾ、トン氏!

グルッペンは、俺に笑顔でそう言った。

トントン

ッ.....

トントン

ハイル・グルッペン!!

グルッペン

〔諸君、戦争だ!〕

コネシマ

〔お、久しぶりやねぇ〕

シャオロン

〔トントンの為の戦争、やろ?〕

ロボロ

〔ハッキングは任せろ!〕

ゾム

〔久しぶりに暴れれる~〕

グルッペン

〔今回戦争を仕掛けるのはA国、トントンが入っている国だ〕

グルッペン

〔A国の総領を殺し、A国自体を潰すのが目標だ〕

グルッペン

〔では、明日A国に戦争を仕掛ける〕

全員

〔ハイル・グルッペン!〕
(トントン.グルッペン以外)

トントン

俺、皆の事裏切ったのに....

グルッペン

裏切っても、仲間は仲間だろ?

グルッペン

トントンがこの軍に入るときに言ったよな

グルッペン

「仲間は命を掛けてでも救え」と

トントン

そう、やったな...

俺が自然と涙を流すのも仕方ない。

俺は、グルッペンが好きだから。

グルッペン

トントン、愛しているゾ

トントン

俺も...

トントン

愛しとるよ

笑顔でそう言うと、グルッペンは優しく抱き締めてくれた。

トントン

ズルいわ、総領様...

グルッペン

お前もだ、書記長...

翌日

グルッペン

〔準備は出来たか?〕

ロボロ

〔全員バッチリやで〕

グルッペン

〔トントン〕

トントン

〔嗚呼、大丈夫や〕

グルッペン

〔さあ諸君、戦争をしよう〕

グルッペンの合図と共に、俺はA国まで走った。

後ろを振り返ると、グルッペンが着いて来ていた。

トントン

グルッペン?!

グルッペン

やぁトントン

トントン

アンタ総領やねんで?!

トントン

指示送ったりしやんな──

グルッペン

アイツらは勝手にやるだろう

グルッペン

それよりも、トントンを今まで世話してくれた総領にお礼を言いたくてな

グルッペンがにんまりと笑みを浮かべた。

トントン

自由な総領...

グルッペン

俺はお前を命を掛けてでも守る

グルッペン

分かったか?

トントン

おん、ありがとうさん

すると、インカムから皆の声が聞こえてきた。

ゾム

〔フッハッハッハッ!〕

ゾム

〔早く死ぬんだよぉ!〕

ショッピ

〔先輩、後ろ居ますよ〕

コネシマ

〔何?!〕

シャオロン

〔しっかりと殺していくぅ!〕

コネシマ

〔ありがとうと言っていくぅ!〕

鬱先生

〔敵弱ww雑魚かよww〕

鬱先生

〔嫌ぁぁ!めっちゃ来たぁぁ!〕

ひとらんらん

〔大ちゃん、今行く!〕

チーノ

〔オスマンさん!こっち居ますよ!〕

オスマン

〔殺っちゃうめう~!〕

ロボロ

〔ゾム!北側から来てんで!〕

グルッペン

楽しそうに戦っているな

トントン

んふふ。せやね

グルッペン

〔城内侵入完了〕

ロボロ

〔グルッペン!前から来とるから気ぃ付けて!〕

グルッペン

〔了解した〕

グルッペン

〔トントン、ストレス発散だゾ〕

トントン

〔お、楽しそうやね〕

毒素

毒素舐めんなよ?

グルッペンと声が合わさった。

城内に入ると、A国の幹部が数人居た。

A国の幹部①

侵入者発見!

A国の幹部①

一人はA国の──

A国の幹部①

グハッ...

グルッペン

A国?

グルッペン

違うな、我々国の総領と書記長だ

トントン

今のカッコよかったで、グルッペン

グルッペン

褒めは帰ってから沢山してくれると有難いな

トントン

ん、いっぱい褒めたる

グルッペン

トントン、背中は任せたゾ!

トントン

了解

トントン

左から数人来とる!

グルッペン

了解した、トントンは右側を頼む

トントン

分かっとるよ

こうやってグルッペンと戦うのは、2年間で数百回もやって来た。

グルッペンと俺は、幹部たちから「毒素」と名付けられ、我々国最強の二人だと言われている。

総領室の前に、見覚えのある奴らが数人居た。

A国の幹部②

久しぶりだな、トントン

トントン

お前ら...!

A国の幹部②

そっちの金髪は誰だ?

A国の幹部②

お前はこっちの仲間だろ?

グルッペン

トントン

俺はその場で立ち止まった。

急に泣きたくなった、胸が痛かった。

ポロポロと涙が零れてきた。

A国の幹部②

トントン、こっちへ来い

A国の幹部②

早く来い

A国の幹部が俺の方に手を伸ばすと...

グルッペン

俺の恋人に触れるな

トントン

グルッペン...

A国の幹部②

恋人?同性で?

A国の幹部②

気持ちが悪い

A国の幹部②

お前はもう俺たちの仲間ではない

グルッペン

フッ...

A国の幹部②

貴様、何を笑っている

グルッペン

トントンは初めからお前たちの仲間ではない

グルッペン

虐めていた奴らがよく言えるな

A国の幹部②

貴様...!

パンッ!

銃声がした。

グルッペン

失せろ。

A国の幹部②

お、のれ...

グルッペン

死んだか

トントン

ありが、とう...

グルッペン

礼を言う前に、こちらの総領を殺すのが先だろ?

トントン

せやね...

グルッペン

さっきから見ているのは知っている、出て来い

トントン

?!

A国の総領

流石、我々国の総領だな

A国の総領

トントン、まさかお前が裏切るとはな

トントン

裏切ってなんぼのもんですわ

A国の総領

口調が変わったな

A国の総領

まぁ良い、我々国の総領とお前には死んでもらうからな

トントン

俺らが死ぬとでも思てますん?

A国の総領

2対1、お前たちはそう思っているだろうな

グルッペン

いや、違うな

A国の総領

ほう、ではどうと?

トントン

14対1に決まってますやん

A国の総領

何?!

ゾム

A国の幹部さんら雑魚ですわーw

ショッピ

扉の前に居た人たちは全員片づけましたよ

シャオロン

数千人対13はズルイやろw

鬱先生

とか言いつつ、むっちゃ倒してたやんw

A国の総領

チッ、仲間か...

グルッペン

仲間以上に大切なものは無い

グルッペン

悪いが、お前には死んでもらうゾ

パンッ!

トントン

俺が撃つに決まってるやん

グルッペン

そうだな

グルッペン

〔我々国、勝利を勝ち取ったゾ!〕

コネシマ

プロムーブ!

オスマン

やっためう~

俺の為に戦ってくれた嬉しさと、勝利喜ばしさでまた涙が出てきた。

グルッペン

トントン、いつもありがとう

トントン

こちらこそや

グルッペン

こんな状況で悪いのだが...

グルッペン

俺と、結婚してくれないか?

グルッペンは跪き、こちらに綺麗な指輪を向けた。

全員

?!

トントン

何言ってんねん...

トントン

よろしくお願いします...

トントン

これしか言われへんやろーが

グルッペン

フッ、そうだな

ロボロ

〔おめでとう、お二人さん!〕

鬱先生

シャオちゃん、俺らも...

シャオロン

嫌に決まってるやろが

ショッピ

おめでとうございます、先輩方

ゾム

俺もそろそろ考えんとなー

トントン

んふふ。皆ありがとうな

グルッペン

トントン、一生幸せにするゾ

トントン

幸せにしぃひんかったら粛清やで?

グルッペン

それはご勘弁を...

トントン

冗談やわw

トントン

...ありがとう、グルッペン。(ボソッ

この作品はいかがでしたか?

893

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚