※ 超季節外れ。
汗ばんだ肌に張り付くような空気と、色々なものが混ざりきった特有の匂い。
浴衣で集合とか馬鹿みたいなことを言うやつがいるおかげで歩きづらい。
人混みから少しはずれた神社の前で待機する。
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まさに彼らしい浴衣姿で登場したこいつが言い出しっぺ。
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スラッとした高身長に浴衣は似合うに決まってるだろ。
なぜかこういう時だけ歩き方が綺麗になるこいつも、今日はいつにも増してかっこよく見えてしまう。
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全く心当たりが無い。
リベンジを申し込まれるようなことを昨年しただろうか。
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覚えてない。
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確か去年もこの2人で別行動した。
去年とは変わった関係性を気にする素振りなく彼の背中が遠のいていく。
前は何とも思わなかったのに。
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後で合流するし、大丈夫。大丈夫。
焼きそばを片手に土手に腰を下ろす。
右隣に落ちた影はぶるーくだった。
反対にはずっと一緒にいたなかむ。
先に座れば向こうから来てくれるだろうと期待した俺が馬鹿みたい。
勝手に裏切られた気分になった俺の隣に彼が来ることはなく、1人を挟んで腰を下ろした。
来てくれたっていいじゃん。
人混みにかき消されるアナウンスに耳を傾けながら割り箸を割る。
その時、暗い夜空に光が弾けた。
次々と打ち上げられていく大きな花の背景には、白い煙が風に漂っていた。
ソースの匂いに混ざってやってくる煙臭い匂いが雰囲気を高める。
もうちょっとどきどきする予定だったんだけどな。
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軽く笑って顔を覗き込んでくる。
楽しかったけど、
もっと楽しめる気でいた。
ただそれだけ。
期待しすぎてただけだから。
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適当に笑って言葉を返す。
ぶるーくとなかむは友達4人で来てると思ってるんだから、仕方ない。
こっちの都合なんて知らないんだから、あたりまえなんだ。
自分に苦しい言い聞かせをして帰路を行く。
ふと前をみるとなかむと2人、車道側を歩く彼がいた。
隣にいるのが俺じゃない。
まぁ、別に何とも思わないけど。
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しばらく声を聞いていなかった彼に名前を呼ばれ気の抜けた声がでる。
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その一言で今日の出来事から自分の感情までが全て思い出され、見透かされていたことを考えると顔に熱がこもる。
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顔色ひとつ変えずに余裕そうな態度で尋ねてくる。
ずるいだろ。
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突然なにを爆弾発言してんだこいつは。
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浴衣に似合わない風貌の部屋に入る。
扉が音を立てて閉まると同時にベッドに身体を沈められた。
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締まった帯に指をかけられ引っ張られる。
少し浮いた腰に手を添えるとあいた手が後頭部に回された。
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口内を蹂躙する舌はいつもより熱をもっていて酔ってしまいそうになる。
俺の目が虚ろになってきたことに気がついたのか糸を引いて顔が離れた。
ちょっとからかっただけで顔を赤く染める姿をみると、何もせずにはいられない。
最初からその気で誘った話に乗ってきたということは、お好きなようにということだろう。
自分に都合の良い判断をし、帯の結び目に指をかけた。
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今更なにを気にしているんだか。
今まで何度夜を共にしたか分からないほどなのにも関わらず、こいつはいつまで初心なんだ。
結び目を解き、片手で浮かせた腰から帯を引く。
胸元が少しはだけると恥ずかしそうに顔を逸らした。
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意地でもこちらを向かないつもりなのか首を動かす様子は無い。
腰を支えていた手を彼の頬に持っていき、少々力を込めて顔をこっちに向かせる。
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口に舌を侵入させつつ浴衣を脱がせていく。
本当はもっとゆっくり脱がせたいところだが、既に恥ずかしさで限界そうな彼の顔を見て諦めることにした。
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鼻が当たってしまいそうな距離で彼の瞳を真っ直ぐみつめる。
そのまま後孔に指を挿れると、ぎゅっと固く目を瞑ってしまった。
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その上、声を抑えようと必死になっている。
えろいけどさ。
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相変わらず片手で口を抑えて答えようとしない。
そんな彼に少し腹を立て、ぐちゅぐちゅとわざとらしく音を立てながらナカを掻き回す。
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想定外の答えに笑いがこぼれる。
額に落としたひとつの口付けが行為の始まりを告げた。
コメント
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FF外から失礼します🙇♀️kr受け整地組大好きです!神作読めて凄く幸せです、ありがとうございます😭🫶