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第三話『ツンツン』

悲鳴が聞こえてきた場所へ行くと そこには‥‥

ヤンキーB

誰も‥‥いないッスね‥‥

誰もいなかった。 それどころか、何もない。 血の痕跡すら。

‥‥ということは

自分

リアル鬼ごっこをしてる可能性が高いな

ヤンキーC

そうだな

ヤンキーA

じゃあ二手に分かれて探そうや
そっちの方が見つけやすいっしょ

他3人「「「賛成」」」

〜数分後〜

自分

‥‥‥

ヤンキーA

‥‥‥

自分

なんで、俺がお前と

ヤンキーA

アンタとは気が合う気がしてな

自分

高確率で気のせいだと思うぞ

ヤンキーA

ああ。俺もそんな気がしてきたぜ‥‥

そんな他愛もない会話をしていると、 ヤンキーAが何かを発見したらしく‥‥俺の肩を突っつく。

おい、突っつくなよ。くすぐったい

ヤンキーA

なあ‥‥アイツだよな‥‥?

自分

あ?

ヤンキーAが指をさした方向には、誰がどう見ても “BBAだな” と思うほどに年老いた女性が、左手で包丁を握りながら歩いていた。

自分

あのBBA左利きなのか

ヤンキーA

着眼点そこじゃねぇだろッ

自分

‥‥女がいないな

ヤンキーA

そうなんだよ

ツンツン

肩を突っつかれる。

自分

なんだ?女でもいたのか?

俺はババアに視線を向けたまま問う。

ツンツンツンツン

自分

突っつくなって。くすぐったいんだよ

そう言いながら振り向くと、 そこには‥‥

自分

ば、ば、ば、

???

(ニコッ)

自分

ババアっっ!?!?!?

ばばあ?

誰がババアよっ!!

ババ‥‥いや、女が居た。

自分

なんだよ、ビビらせんな

女A

べ、別にビビらせようとしたわけじゃないし‥‥!!

ヤンキーA

まあまあ‥‥兎にも角にも、無事に見つかって何よりだわ

おそらくコイツがさっき悲鳴を上げてた女だろう。 まぁ死んでなくて良かった。 これで盾が増える

女A

なに?まさか私を助けに来てくれたの?

自分

そうだよ

女A

そうだったんだ‥‥ありがとう

自分

問題ない。お礼としてテメェの処j‥‥

ドスッ!!!

自分

ぐえっ

女A

ば、ばばばばっかじゃないの!?!?

自分

おいコラ。
何もみぞおち殴ることないだろ?

女A

殴るわよ!この変態!
というかもう一回殴ってやるわッ!!

自分

や、やめ‥‥っ

ツンツン

自分

ん?

女A

ツンツンツンツン

また肩を突っつかれる。

ツンツンツンツン ツンツンツンツン

自分

‥‥おい、突っつくとくすぐったいんだって、何度言ったら‥‥

ヤンキーA

自分

え?

俺の前の前には、顔面蒼白しながら俺の後方に視線を向け、恐怖するヤンキーと女が居る。

自分

‥‥ってことは(ゴクリッ

俺は意を決して振り向く。

そこには、満面の笑みを浮かべる‥‥

本物のババアが‥‥

いた。

3人「「「う」」」

「「「うわああああ

あああああああああ

ああああああ」」」

※令和一全力で逃げた。

この作品はいかがでしたか?

200

コメント

14

ユーザー

面白いから120ハートした!私の投稿した物語も見てみてねとか言ってみようかな

ユーザー

こわっ、処女ってきこえたようn_(ゝLꒊ:)_

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