テラーノベル
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今日も学校に行かず、家で過ごしていた。
ベッドで横になっていると、千夏からメッセージが届いた。
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
菜穂
菜穂
菜穂
菜穂
菜穂
稜太
菜穂
夕方になった。
私は浴衣に着替えて、家を出た。
神社に着いた。
神社の参道には、屋台が並んでいて、人で賑わっていた。
鳥居のところで待っていると、浴衣姿の千夏がやってきた。
千夏
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
私たちは歩いて屋台を見て回った。
水あめと綿あめを買って、二人で食べた。
途中で何人かのクラスメイトとすれ違ったけど、私を見つけると、みんな避けるように離れていった。
その後、二人で金魚すくいをした。
千夏
千夏がすくえて喜んだ。
その時、直弥君の姿を見かけた。
一瞬目が合ったけど、直弥君は表情も変えずに私を無視して、クラスメイトと歩いて行った。
菜穂
直弥君の冷たさに触れて、私は悲しい気分になった。
私と千夏は、神社のそばにある川沿いに移動した。
これから、花火が打ち上がるのだ。
すでに人で混雑していた。
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
私は千夏から、金魚の入ったビニール袋を受け取った。
菜穂
千夏
そう言って、千夏は人混みに消えていった。
ヒュ~~~ドンッ!
花火が始まった。
千夏は帰ってこない。
菜穂
私は人混みをかき分けて、千夏を探した。
菜穂
打ち上がるたびに周りは明るく照らされて、歓声が上がる。
私の呼ぶ声はかき消された。
菜穂
探しているうちに、神社の裏手に来ていた。
周りは木々に囲まれ、人はいない。
花火の打ち上がる音だけが聞こえる。
菜穂
困って茫然としていると、
稜太
そう呼ばれて、後ろからギュッと抱きしめられた。
菜穂
菜穂
稜太
稜太
稜太の体の温もりが背中に伝わる。
私はドキドキして、体温が上がった。
稜太は後ろから首を伸ばして、私の唇に顔を近づけた。
ヒュ~~~~~ドンッ!
打ち上がる大きな音。
周りが色とりどりに照らされる。
最後の大尺玉だった。
私たちは、その花火が終わるまで、キスをした。
辺りがシーンとなった。
私たちは顔を見合わせて微笑んだ。
菜穂
稜太
私たちは手を繋いで、川沿いに戻った。
千夏
私を見つけた千夏が、駆け寄ってきた。
千夏
千夏
菜穂
菜穂
千夏は稜太に気づいた。
千夏
私は照れて、稜太と顔を見合わせた。
千夏
千夏
菜穂
千夏
千夏はこっちに手を振って走っていった。
菜穂
私は稜太を見た。
稜太
菜穂
私たちは手を繋いで、ゆっくりと帰り道を歩いた。
会話は少なかったけど、私の心は満たされていた。
菜穂
稜太のアパート前へ着いた。
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
前方に、一人の女の子が立っているのが見えた。
その子はこっちを見ると微笑んだ。
莉緒
菜穂
菜穂
私たちはその場に立ち止まった。
稜太
稜太を見ると、驚いた表情をしていた。
菜穂
菜穂
コメント
3件
莉緒ちゃん………誰………? 続きがめっちゃくちゃ気になります!✨