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途中作品
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
◤◢◤ ◢◤⚠️ATTENTION⚠️◢◤◢◤◢ ※幻獣パロ ※二次創作のパロディです。 ※☀️📱馴れ初めとか
ピュトン
ピュトン
∑→沼 🕶→ヴァンパイア 🧪→ラミア 👊→鬼 🍰→ダイダラボッチ 🥢→白虎 🌿→ユニコーン 🎧→沼 👁→サンダーバード 🎤→猫又、化け猫、女郎蜘蛛、 🖋→妖狐(五本尾) 📗→沼 📱→沼 🎈→沼 🍣→ケツァルコアトル ☀️→ドラゴン 🏹→沼
・この世界にはエネミー以外に「幻獣」と呼ばれる存在がいる。 ・その認識は人それぞれ。本当にいると思ってる人、フィクションだと思ってる人、幻獣を神と崇めている人etc・・・
ピュトン
マリキン
彼はマリキン。ギャルゲとソシャゲに全てを費やすどうしようも無い沼だ。今日は珍しく外にいてスマホのようなものを弄っていた。
マリキン
ぼんやりとそんなことをぼやいているマリキン。その時、彼の前を二人の女性がこんな話をしながら歩いて行った。
女性1
女性2
女性2
女性1
女性1
女性2
くすくすと笑いながら二人はその神殿に続くと思われる古い石造りの階段を上がって行った。
マリキン
マリキン
そう独り言を呟きマリキンも重い腰を上げ、その女性達に続いて階段を登って行った。
マリキン
ゼェゼェと息を切らしながら階段を登りきったマリキン。もう何段上がったかは分からないし、ここがどのくらい高い場所なのかも分からない。ただ一つ言えることは、息がしずらいほど高い場所であるということだけだ。
マリキン
マリキン
神殿の周りをきょろきょろと見渡せば、中にちらほらと人影が見えた。突き当たりにある十字架に向かって手を組む人達もいた。
マリキン
マリキンはその十字架の前まで行き、他の人達のように手を組んで祈るような姿勢をとってみる。願うはもちろんガチャ運の向上である。
マリキン
マリキン
さっさと踵を返そうとしたマリキンの視界の端になにかキラリとした物が入り込んだ。
マリキン
拾い上げたそれは金色に光るロザリオだった。錆もなく、よく手入れされていることが分かるロザリオ。ここに通う神父やシスターのものだろうか。しかし、そもそもここにそういった者たちが訪れているのかは不明である。
マリキン
マリキン
マリキンはしばらくロザリオを眺めていたが、ふいに後ろからした猫の声で振り返った。後ろを向くと日はいつの間にかとっくに落ち、空は橙色に染まっていた。その夕日に包み込まれるように神殿にちょこんと一匹、ざくろ猫が座っていた。
マリキン
マリキン
マリキンはざくろ猫の傍にしゃがみこみ、ざくろ猫に話しかけた。元々人懐っこく、人の言葉が分かっているらしいざくろ猫は片手を上げるような動作を見せた。
マリキン
マリキン
マリキンが帰ろうと立ち上がると腕に絡めてあったロザリオが光を反射してキラリと光る。それを見たざくろ猫はマリキンに飛びつき、ロザリオを奪いとったのだ。
マリキン
マリキンが走り出すより先にざくろ猫は階段に向かって走り出していた。その時、ざくろ猫の尾が二本に別れ、ふわりと宙を漂った。あれは、ざくろ猫ではない。
マリキン
マリキンがざくろ猫を追いかけようと走り出す。階段を駆け下りるざくろ猫は階段の途中でロザリオの鎖に足を縺れさせてしまったようで、階段から離れ、空中に放り出された。
マリキン
猫はどんな体制からでも着地をすることができる。そんなことも忘れてマリキンは咄嗟にざくろ猫を庇うようにして、階段の踊り場に背中を着いた。
????
????
????
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瞬間。空気が変わった。ぶわりとなにか暖かいものに包まれるような気配がした。そう、それはまるで陽光のような、心地の良い日差しのような何かで。春の香りがする。
マリキン
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
目を開けたマリキンの目の前に現れたのは、自分たち沼とそっくりな姿をして、猫耳と二本の尾が生えた者。名前は分からないが顔は先程自分が庇ったざくろ猫にそっくりだ。その沼は、自分は「猫又」だ。と名乗った。
マリキン
ざくろ
マリキン
「幻獣」。それはエネミーともまた違う幻の生き物、と呼ばれるものの姿をしている生命体のこと。一般的には空想の世界のものとされているが、どうやら自分達が認識できないだけで、この世には存在しているらしい。
マリキン
ざくろ
マリキン
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
マリキン
あまりにも直感的すぎるざくろに頭を抑えながら、手を引かれてまた階段を登る。途中からとはいえ、やはり長い階段だ。
ざくろ
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
マリキン
ざくろ
一番上に着いた。さっき見た神殿・・・の中に10mくらいありそうなドラゴンが鎮座していた。でも羽毛に覆われており、一般的にドラゴンと称されるものとはどこか違う気品ある姿をしていた。
真紅の四本の角に羽のように大きく薄い耳。耳たぶはピアスでも開けたかったのか左右合わせて四箇所穴が空いており、顔はニコニコと読めない笑顔を浮かべている。その羽毛に覆われた純白の体と梔子色のたてがみにはあちこちに火傷の跡が見て取れた。
ざくろ
太陽
ざくろ
太陽
ざくろ
ざくろはえへへと舌を出して頭をかく。『太陽』と呼ばれたそのドラゴンは上からマリキンを見下ろすように話しかけた。
太陽
マリキン
太陽
マリキン
マリキン
マリキンがロザリオを手の上に乗せて太陽に差し出せば、太陽は口で器用にロザリオを受け取り、そのまま音を立てて飲み込んでしまった。
マリキン
太陽
マリキン
ざくろ
ざくろはぽんと手を叩き、ケラケラと笑う。その時、空の雲が割れ、ぼーっとした顔の巨大な龍が顔を出した。
荒川
太陽
ざくろ
荒川
マリキン
荒川
荒川
マリキン
いきなり姿を現したその龍は自分のことを『荒川』と名乗った。種族はケツァルコアトル。アステカ神話に登場する蛇神だ。
荒川
マリキン
荒川
太陽
マリキン
荒川
マリキン
荒川が鼻先(あるかどうかは分からない)をマリキンの頭へ付けると彼の体は青い光に包み込まれ、次の瞬間にはもういなくなっていた。
ざくろ
荒川
太陽
荒川
太陽
ざくろ
太陽
ピシッとその大きな爪で太陽はざくろを弾き飛ばした。吹っ飛ばされた当の本人は木に頭をぶつけたらしく、頭にたんこぶを作りながらケラケラと笑っている。ポジティブすぎるのも考えものだ。
荒川
太陽
ざくろ
太陽