テラーノベル
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あれから私はまっすぐ家に帰った
でも学校と同じで 居心地が悪いのは変わらない
だって私の両親は...
汐月 碧彩
母
父
汐月 碧彩
私のことをずっと無視し続けている
私がどれだけ声をかけても話を持ちかけても一切の反応がなく目も合わせない
中学の終わり頃から無視されその時はただ自分が嫌われただけだと思っていた
でも両親はそんな単純なことで私を無視しているのではないと最近分かった
両親もクラスメイトたちと同じで 私のことを空気同然のように扱っている
私はそうだと分かってしまった
私が家に帰ってしばらくして 夕食の時間になる
私にとっては全然夕食の時間ではない
だって私の夕食は 絶対に用意されないからだ
母が夕食を毎日作るが作るのは父と母の分だけで私の分は絶対に作ってくれない
汐月 碧彩
私は無駄かと思ったが ダメ元で母に尋ねた
汐月 碧彩
母からの返事は無かった
父と楽しそうに話をしており 私のことは全く見えていない
汐月 碧彩
汐月 碧彩
私はその場に居られなくなり 部屋に駆け込んだ
私は部屋に閉じこもり涙が溢れてきた
汐月 碧彩
汐月 碧彩
汐月 碧彩
そう思っていると 私は首に着いている首輪に気づいた
今日の放課後あの子から渡されて着けられた黒い首輪
私は少し疑問を覚えた
今まで部屋に籠ることは何回もあった
でも涙が溢れるほど寂しくなることは 今までで一度も無かった
汐月 碧彩
あの子から首輪を渡された今日に限って自分の様子がいつもよりおかしい
汐月 碧彩
私は考えても全く分からなかった
汐月 碧彩
私は不思議に思いつつも眠りについた
まさかこの首輪のせいで あんなことになってしまうなんて...
思いもしなかった
コメント
11件
首輪の呪いの効果で寂しさ爆発してどうにかなっちゃうんかな?(はい?) これからどうなるんだろ...、?
まさか!あの少女(幽霊)が 呪いをかけたとか…?