次の日の放課後 私はあの子に昨日のことを話した
汐月 碧彩
...て感じで今までこんな気持ちになったことなんてなかったのに
少女
...そうだったの
汐月 碧彩
うん...それで少し聞きたいことがあるんだけどいい?
少女
なに...?
汐月 碧彩
この首輪を友達の証としてくれたのは...私すごく嬉しい!
汐月 碧彩
でもなんでわざわざ首輪にする必要があったのかなって思って...
少女
...
私が問いかけてからしばらく沈黙が続いた
その沈黙の時間は 異様に不気味で鳥肌が立つほどだった
その子は私の問いかけに何も答えず ただ黙っている
気づくとその子は 頭を抱えて肩を震わせていた
汐月 碧彩
ど...どうした...の?
私は怖くなって 震える声でその子に声をかける
私が声をかけるとその子は...
少女
あはは...あははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!
笑い始めた まるでひび割れたガラスを踏むように
汐月 碧彩
ひぃっ...!
私は腰を抜かして立てなくなり その場に崩れ落ちてしまった
その子の笑い声を聞くと 絶大な恐怖が容赦なく押し寄せてきた
汐月 碧彩
(こ...怖い...嫌だ...怖いよ...)
私は恐怖に包まれ声すら出せなかった
するとその子はゆっくり口を開いた
少女
まさか...こんなに早く気づくなんて
少女
本当に...本当に可哀想な子ね
汐月 碧彩
え...?それは...どう...いゆ...
私が言いかけたその時...
ギュゥゥゥゥゥ!!
汐月 碧彩
......っ、ぐ....!
突然首輪がきつく締まり始めて 私は首を絞められている状態になった
私の口から声にならない悲鳴が漏れ始める
汐月 碧彩
.....カハッ.....く...る...しい....
空気が喉を通らない 肺がきしんで目の奥が熱くなる
少女
ふふっ...あなたのその苦しんでる顔...ずっと見たかった
汐月 碧彩
....た....助け...て....
汐月 碧彩
この...ままだと...死ん...じゃう
私はその子に必死に助けを求めた
徐々に視界が白くなっていくのが分かった
少女
いいわ...助けてあげる
少女
その代わり...約束してほしいことがあるの
汐月 碧彩
な...なに...?
少女
私に...私に...
少女
絶対に逆らうな!!!!!
汐月 碧彩
.......!!
そう言ったその子の顔には 恐ろしすぎる顔が浮かんでいた
とてもじゃないけど見ていられない
私は恐怖と苦しさで気を失ってしまった
少女
さぁさぁ...私の可愛い操り人形さん
少女
これから...あなたの人生
たっぷり 狂わせてもらうから