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キキ

これは、私の暗い暗いお話…

数年前

まだ、幼かった私は母を慕っていた

キキ

お母さん!!

どうしたの?

キキ

なんでお外に出ちゃダメなの?

お外は危険がいっぱいだからね。

キキ

でも…

いいから!!

キキ

ビクっ

怒鳴られる

貴方は何も考えなくていいの。

貴方は私の言う通りにして…

キキ

分かった…

最初はこのぐらいだった

……

父は無口な人だった

いつも、冷たい目で私を見ていた

1年後

ねぇ、今日お外見てなかった?

キキ

え…

この頃から母は外を見ることさえ 禁止した

キキ

見てないよ…?

……け

キキ

え?……

嘘つけ!見てたでしょ!?!

また、怒鳴られる

何度言ったらわかるの!?

キキ

痛いっ痛いよっ…

最近は殴られるようにもなった

キキ

やめてっ、助けてっ

キキ

お父さん!!!

……

父は相変わらず、ただ見ていた

さらに1年後

私はついに地下牢に入れられた

キキ

暗い…怖いよ……

うるさい!!

暗くて、冷たくて、嫌だった

キキ

お父さん!お父さん!!

もう、母は信じていなかった

……

父も……

誰も救ってはくれなかった

それからは地獄のような日々だった

今日も飯抜きだから!w

楽しそうに私をいじめる母

食事を食べない日々が続き

本当に死を覚悟した

でも、次の日

ねぇ、

いつもと違い悲しそうな顔をしていた 母は私に問いかけた

私のこと恨んでいる?

当たり前だろ…

そう言ってやりたかったが もう既に、声も出なかった

……愛している?

愛?

愛しているか…

そんなわけない、と首をふろうとした

でも、もし

ここで「愛している」と答えたら?

母は機嫌が良くなって

ご飯をくれるかも…?

そんな考えが頭をよぎった

すぐに私は頭を縦に降り

キキ

あ……いして……る

といった

すると母は

本当!?

と、とても嬉しそうな顔をし、

はい!ご飯!!

と、ご飯を持ってきてくれた

私はそれに飛びつく

キキ

ガツガツ

直ぐに平らげた

明日も持ってくるね!

それから母は、毎日私に

愛している?

と聞いてきた

そのたびに私は

キキ

愛してるよ!

と、返した

全ては生きるため

生きて生きて

いつか自由になるため

そんなある日、

今日はお客さんが来るからね?

いい子にしているのよ

チャンスだと思った

今日で、この生活も終わりにできる

そう思った

私は客人が私の牢のある地下の入口に1番近ずいたタイミングで

キキ

たすけてーーーーー!!!!!

と、何度も叫んだ

声に気づいた客人は地下に入ってきた

客人は軍服のようなものを着ていた

客人

これは……?

すぐ後ろには父と母がいた

お前……!!!

客人

これは一体どういうことですか??

客人と母が言い争う

すると母が

ねぇ?私のこと愛しているわよね!?

と、聞いてきた

一瞬、ほんの一瞬「いいえ」と言うのをためらった

だって、私は外を知らない

一生ここで孤独に生きていた方が楽なのではないか……

そう、考えてしまった

でも、

そんな事をしたら、私の今までの努力が無になる

それに、1度助けを求めた私を母がどうするのか、なんて

予想が着いた

だから

キキ

愛しているもんか!!!!!

キキ

大っ嫌いだ!!!!

と言った

母は顔を真っ赤にして私の牢の鍵を開け、中に入って来ようとした

しかし、

よく言った

父はそういうと、母を押さえつけた

そして、客人は私の手を取り

客人

走れ!!!

そう叫んだ

私は走った

客人に手を引かれて

母の横をすり抜けて

後ろで母が

返せ!!

ソレは私の物だ!!!

と、繰り返し叫んでいた

家を出ると客人は自分のマントと、帽子を私に着せた

初めて見る外に感動していた

キキ

キキ

わぁ……!!

客人は私にたずねた

客人

……もうここには帰って来れないかもしれない。

客人

君はどうしたい?

……私は

キキ

私は、知りたい…この世界について!!

そう言った

客人

そうか、

客人

それなら、ここを降りよう。

キキ

はい!!

私はしばらく客人について行った

客人は私を軍に預けた

客人

いい子にしていろよ

それが彼の口癖だった

キキ

はい!!

それからは、楽しい5年間だったと思う

彼は私のところに毎日来て、

私と、遊んでくれた

でも、彼は外について教えてくれなかった

客人

ごめんなぁ……

なにか理由があるのだ。と

そう、信じてきた

そして、先月、

彼は亡くなった

彼は、「多分しばらくはこれない」 そう言い私の部屋を出ていったきり

帰ってこなかった

私は理由を聞いた

軍人

先輩から口止めをされています…

そう言われた

それでも、しつこく聞いた

すると

軍人

しょうがないですね…

軍人

彼は魔王との戦いに参戦したのです。

キキ

「まおう」?

軍人

魔王のことも教えて貰ってないのですか!?

軍人

あの人は…!

当時の私は5年前とほぼ同じくらいに無知だった

私は、教えて貰った

この世界が、今 魔王に滅ぼされかけていることも

私は今年、実は受験を受けること

全て、教えて貰った

軍人

キキ…でしたっけ?

キキ

はい……

軍人

魔法については教えて貰ったのでしょう?

キキ

はい……

軍人

それなら、受験は大丈夫でしょう…あとは……

軍人

あ、そうでした

軍人

聞いて欲しいと言われたことがあるんです

キキ

あの人が……?

軍人

はい、えっと、1つ目は

軍人

『心残りはないか?』

驚くほど彼の声に似ていた

キキ

心残り?

あると言えばあった

キキ

しいていえば、母に、あの人に一度も、「キキ」と呼んでもらえなかったことですかね、

軍人

そう、ですか…

軍人

2つ目は、

軍人

『俺は、キキの親代わりになれていただろうか?』

キキ

親……?

親、私にとっての親は

母のような人だった

だから、上手く言えないけど

キキ

私にとって、彼は

キキ

親…と言うより、恋人に近いのかも知れません。

軍人

恋人…

軍人

そう、ですか

そして、その軍人は別の軍人に呼ばれ、

別の軍人

おーい!!

軍人

あ、先輩!

別の軍人

教えたんか?

軍人

うっ……

別の軍人

はぁ、行くで

軍人

了解っす

軍人

それじゃ、キキちゃん ノシ

キキ

ありがとうございました。

行ってしまった

そして、受験を受けた

私はきっと難しいだろうと、思っていた

でも、彼が教えてくれたことばかりで

とても簡単だった

彼の話は今でも、鮮明に思い出せた

そして、合格した

入学式当日

私は校門の前で立ち止まっていた

彼は言っていた、

『俺は昔いじめにあっていた』と

自分も同じ目にあったら?

そう思うと、少し怖かった

でも

???

おはよーーー!!

と、声をかけられた

???

君も新入生??

キキ

え……うん…

ヒロ

俺、ヒロって言うんだー!!

ヒロ

君は??

キキ

……キキ…

ヒロ

そっかー!よろしく!!

明るくて、うるさい人だとと思った

でも、不安な気持ちは無くなっていた

今思えばヒロは気づいていて声をかけてくれたのかもしれない。

そう、思った

そして、今

私はたくさんの人に囲まれた 騒がしい日々を過ごしている

ヒロは、うるさいし

ミコもうるさい

でも、コタツは気づかいができるいい子で

でも、笑顔が気持ち悪い

カラスは、学力高いのを自慢してくるし、ウザイけど

優しいところもある

こんな環境で笑える私は

きっと幸せだよね?

でも、少し後悔していることがある

それは

彼の、名前を教えてもらわなかったことだ

でも、いい

それでも、私は

貴方の事が大好きだから

凍てつく私を溶かした君

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