鈴木先生
ゆあん
実習生が来てから3日程が経った。
指導者となったおかげで最近は大忙し。 1年目なりにも頑張ってこの学校に ついてなどを教えたりする時間が 増えそのせいでじゃぱぱとは あまり関われていない。
そして運悪くその様な状況を 狙ったかのように起きた事件その1。
じゃぱぱが鈴木先生に タイプ聞いてた件。
鈴木先生
じゃぱぱ
鈴木先生
じゃぱぱ
…やっぱじゃぱぱって 鈴木先生の事好きなの?
鈴木先生の返しも微妙で 大人の回答って感じ。 俺より年下とはいえやっぱり 精神年齢の違いを見せつけられている 感じが否めない訳で。
じゃぱぱこういう女性 好きそうだよなぁ……。
そしてそんなこと思いながら 勝手に嫉妬してたら 今度は俺の方にやってきて 急に俺にセンターパートしろだの 優しさは無い方がだの 訳わかんないことばっか言って 嵐の様に去ってった。 なんだったんだあれ。
じゃぱぱはたまに謎すぎる節が あるからほんと目が離せない。 …だけどそんな所も可愛いなって 思う程には惚れ込んでしまっている。
更にこれだけでは終わらない 事件2つ目。
今絶賛鈴木先生にご飯誘われています。
鈴木先生
ゆあん
鈴木先生
鈴木先生
ゆあん
あいにく今日は何も予定が 入っていない。 どうしようかな……。
俺は別に鈴木先生を狙っている訳では 無いので正直2人きりで行きたいとは 思っていない。
…だけどここで断るのも違うか……。
そう1人で悶々と考える。
そして同時に数秒フル回転 させた脳内の葛藤の末最終的に 辿り着いた答えは。
ゆあん
鈴木先生
やっぱこれしか無かった。
実習初日にも使った 「なお兄」という逃げ道。 これで何とか2人は回避だな。
……なお兄巻き込みすぎてごめんよ笑
やっぱ長い間一緒にいて 信頼しているというのがあって なお兄がいれば何とかなるという 気持ちが強い。
まあでもなお兄も内心 喜んでるんじゃないかな、と思う笑 あいつ若い女の子好きだし←
ゆあん
鈴木先生
ゆあん
なお兄
丁度お昼休みの時間帯。
なお兄と一緒に昼食を食べていた俺は なお兄に先程の交渉を仕掛けていた。
ゆあん
なお兄
ゆあん
案外すんなりOKしてくれて安堵する。 だがここから予想外の話題へと 変化した。
なお兄
ゆあん
もふ
ゆあん
急に輪に入ってきて じーっとこちらを見つめてくる もふくん。
見透かされてるみたいで 何だか居心地悪くなって静かに 視線を逸らして昼食を 食べるのに集中していると。
もふ
ゆあん
ゆあん
もふ
ゆあん
なお兄
もふ
ゆあん
なお兄
もふ
ゆあん
もふ
なお兄
ゆあん
駄目だ完全にバレた上で弄ばれている。 もふくんとこの学校に入ってから ちょくちょく遊ぶようになってたけど 彼まじで勘が鋭いんだよな。 なお兄によると昔かららしい。 ……まあでも確かに直ぐに否定 しなかった俺も悪いな。 そっちまで頭が回らなかったせいだ。 そのせいでなお兄にもバレてるしな。
なお兄
ゆあん
なお兄
タイミングよく鳴ったチャイムを 合図になお兄がさりげなく会話を 終わらせてくれた。
きっとこのままじゃもふくんに 質問責めされる、 とでも察したんだろう。 それならまじでなお兄有能だわ笑
なお兄は鈍感だから大丈夫だろうけど 感の鋭いもふくんは もしかしたら既に相手すら バレてるかも? と必然的に焦ってしまう気持ちをなんとか抑え一日の授業を終えた。
鈴木先生
ゆあん
鈴木先生
ゆあん
鈴木先生
ゆあん
鈴木先生
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
ご飯を食べに行くための準備などを した後で教室へと戻る道中、 じゃぱぱに遭遇した。
そんなじゃぱぱの表情は どこか焦っていて。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
これはちょっとした 冗談だったんだけど。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
頑なに引こうとしないじゃぱぱ。
これさもしかして鈴木先生 いるからだったりする? 先生と距離縮めたい、みたいな。
じゃぱぱ前に先生のタイプ 聞いてたしな……。
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱがここまで行きたがる理由が 「鈴木先生と絡みたいから」 なのだと思うとやるせない気持ち になってつい少し強い口調で じゃぱぱを突き放してしまった。
我に返り言いすぎてしまったと 気付いた頃には既に遅く。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱはそう言って 目を伏せ静かに笑い そのままこちらに背を向けて 歩き出した。
じゃぱぱ、と名前を呼ぶも 振り返ってくれることは無かった。
コメント
26件
頑張れ、じゃっぴ!!
すれ違いは神すぎます🥹💓
陰ながら応援してますッッ(*‘ω‘ *) 尊死を良くしておりますぅッッッッッ…