私の居場所は呪術高専

土地神

地域によって信仰されている神のこと

そのほとんどが、呪霊を見た人間が神と勘違いして拝めている

土地神となった呪霊は信仰者の「恐怖」そして「敬う」という負の感情の受け皿になる

そうやって力を蓄えるのだ

土地神のほとんどが特級、もしくは一級レベル

一年生に任せられる任務ではない

目の前には、下半身がなくなった灰原

傷だらけの体

素人目で見ても

死んでいることが一発でわかる

術師というマラソンゲーム

そのはてにあるのが

仲間の屍の山だとしたら？

記録　2007年　9月　　　　　　　　　　 ◼️◼️県◼️◼️市（旧◼️◼️村）

任務概要　　　　　　　　　　 村落内での神隠し、変死　　　 その原因と思われる呪霊の祓除

目の前にあるのは

ボロボロに殴られ、刺され、傷つけられた小さな少女二人

抱き合って鉄格子の檻の中に入っている

非術師を見下す自分

それを否定する自分

どちらを本音にするのか

君がこれから選択するんだよ

あ"っ

何っ、な"んでっ

や"めて"ぇぇ"ぇぇ‼️

・担当者（高専三年　夏油傑）派遣から5日後 旧◼️◼️村の住民112名の死亡が確認される ・全て呪霊によるものの被害と思われたが　　 残穢から夏油傑の呪霊躁術と断定　　　　

・夏油傑は逃走　　　　　　　　　　　　　　 呪術規定9条に基づき　　　　　　　　　　 呪詛師として処刑対象となる　　　　　　

ﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ

サングラスを外した真っ青な目

ざわざわと歩いている猿の群れ

ｽﾞｽﾞｽﾞｯ

五条がとったのは虚式「茈」

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

夏油は袈裟を着ている

ｷｰﾝ ﾎﾞﾝﾎﾞﾝ

反対多数

ドシャッ

ｺﾞｯ

マイクを投げ落とす

猿は嫌い

それが私の選んだ本音

ごじょ…ん

五条さん！