俺は小さい時から 家族からの扱いは酷かった
俺には兄が居るのだが よく兄と比べられた
父
どうしてアイツはできてお前はできないんだ!!
特に母が1番酷く 暴言、暴力なんて当たり前で 存在すら否定された
母
こんな出来損ない産まなきゃ良かったわ!
母
生きてるだけ無駄だわ…
挙句の果てに 兄にすら見捨てられた
兄
これぐらいできて当然だろ
兄
お前本当に俺達の家族なのか?
兄
お前別の家で産まれた出来損ないじゃないのか?(笑)
そんな時 蓮の家臣になる話が来た
正直 ここから出られることが出来るなら 何でも良かった
目黒家と初めて顔合わせをした時 本当に俺がここに居ていいのかと思った
あまりの場違いさに 恥ずかしさすら覚えた
だが蓮も蓮の父親も 俺の家族のような冷めた視線も 暴言も暴力も無かった
何の取り柄もない俺が こんなに幸せであっていいのかと 思う反面
ずっとこのままが良いと思い 願っている自分が居た
渡辺翔太
本当に俺は何も出来ないな…(笑)
目黒蓮
何言ってるの翔太くん!!
渡辺翔太
え?…
目黒蓮
そんな事ないよ!
目黒蓮
他の人から聞いたよ?
目黒蓮
翔太くん怪我をしている人達を守る為にずっと前線で戦ってたんでしょ?
目黒蓮
皆凄く感謝してたよ
渡辺翔太
え…嘘…だって俺は…
目黒蓮
何もしてない…って?
渡辺翔太
…っ
目黒蓮
そんな事ない。皆ちゃんと翔太くんの事見てくれているよ
目黒蓮
俺もちゃんと見てる
目黒蓮
何もしてない事ない
目黒蓮
皆ちゃんと分かってる
目黒蓮
まぁ、俺が1番翔太くんの事理解してるけどね?(笑)
目黒蓮
えっ!?翔太くん!?
気が付くと俺は泣いていた
蓮は俺の事を 大丈夫だから と 優しく抱きしめてくれた
凄く暖かい…
身も心も満たされるって こういう事を言うのかな…(笑)
俺が落ち着くまで 蓮は抱きしめ続けてくれた






