注意 irxs nmmn 思いつきなので文章死んでます。
OrangeStar様の 「時ノ雨、最終戦争」 を聞いてから読むことをお勧めします。
戦争に関するお話です。 そういった表現が苦手な方はお引き取りください。
それでは、 空想の辛い世界へ どうぞ、行ってらっしゃいませ。
なんとか逃れて帰ってきた。
でもそこは、今までの故郷とは程遠い、
瓦礫まみれの焼け野原だった。
自分の家があったところまで歩く。
そこに原型はなく、 何もかもが無かったかのように 全てが焼き尽くされていた。
俺はあるものを見つけた。
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指で擦れば煤が落ちて、 文字が浮かんできた。
さらに擦る。
俺は気付いた。
最初で最後の、 メンバーとの写真だった。
雨が降り出した。
濡れて皮膚にまとわりつく髪も、服も、何もかもがどうでも良かった。
俺は戦争で、大切な大切なメンバーを亡くした。
家族も亡くした。友人も、会社の同僚も上司も全員亡くした。
生き延びられたのは奇跡だと思う。 よくここまで生きていられたと思う。
そこまでして俺を庇う意味が分からなかった。
どうやっても、 りうらやほとけや初兎、ないこや悠佑の方が、大切だったから
俺だけが生き延びたって、
さっきから視界がずっと歪んでいる。
ああ、俺、泣いてるんだ。
どんなに願っても、 みんなが戻ってくることなどもうない。
握りしめたスマホを操作する。
いつも聞いていた曲を流して、座り込んだ。
「時ノ雨、最終戦争」
コメント
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初コメ失礼致します! 神作ありがとぉぉございます! フォロー失礼します!