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陽太
俺は鈴木陽太
陽太
現在、26歳の生物学者だ。
陽太
俺は3ヶ月前まで仲間たち共にアフリカのジャングルで生物の採集をしていた。
陽太
図鑑でしか見たことがない生物を間近で見れた時の喜びは今でも覚えてる。
陽太
陽太
あぁ、飛び降りたい
陽太
...
陽太
俺は現地で奇妙な現象を目撃した。
陽太
いろんな動物や先住民らしき人たちが自ら崖から落ちていく光景
陽太
俺は信じられなかった
陽太
死ぬことはどんな生き物にだって怖いはずだ。
陽太
なのに、なぜ？？？
陽太
でも...
陽太
今なら、俺もわかる気がする。
1ヶ月前、俺たちは帰国した。
陽太
やっと、戻って来れたー！
沙織
そうね
沙織
すごい楽しかったわ！
仁
最高だったな！
仁
まぁ、ちょっと変なこともあったけど...
仁
また、来年はアマゾンにでも行こうぜ
沙織
それ、いい！！
陽太
また、このメンバーで行こうな！
仁
もちろん！
沙織
当たり前じゃない！
沙織
私たちが死なない限りね！
仁
死ぬわけねぇーだろ笑
陽太
あははっ、沙織は面白いな
その後しばらくして、俺たちはそれぞれ帰路についた。
あいつらとまた会うのも1年後くらいになりそうだなと俺は思った。
しかし、俺らが別れを交わして1週間後、急に仁からLINEが来た。
仁
なぁ
陽太
おぉ、久しぶり！
陽太
どうしたん？
仁
なんか、急にこんなこと言ったら変かもしれないんだけど
仁
高いところに行きたいんだ。
仁
なんか、断崖絶壁っていうか、飛び降りたらすぐ死ねそーなとこ。
陽太
！？
陽太
どゆことww
仁
やっぱ、なんでもない。
仁
お前にはわからないよな
陽太
いやいや、わかるよ。
陽太
なんか、スリルがあっていいよね！
仁
そうなんだよ！
仁
飛び降りたら、体が砕け散ってぐちゃぐちゃになっちゃいそうな、ゴツゴツして高いところ
仁
たまんねぇー、なんか興奮してきた
仁
もう、我慢できねぇ
仁
1人で行くわw
陽太
怖いこと言うなよw
陽太
まぁ、気を付けろよな。
危なそうだし。
危なそうだし。
仁
仁
わかった。
陽太
おぉ、気を付けろよ！
仁
仁
そーゆーことじゃーなーーい
仁
わかったんだよ！
仁
アフリカで見た、あの現象のことだよ。
仁
わかったんだ！
仁
あぁ、あぁ、もう無理
仁
もう我慢できねぇーーーー！！！
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