裏拍手しちゃった日本

いつもの満員電車

ガタンガタンと揺れる

今日は最悪な日だ

知らない奴にいやらしい手つきで腰を触られる

いわゆる"痴漢"だ

やめてください、と叫ぶこともできない

そう思った瞬間だった

私の体を触る手が無くなる

見覚えのある人だった

そう言い、父さんが去っていく

痴漢から救ってくれた父さん...

好きだ...

我ながら気持ち悪いとわかっているが、そう心の中で呟く

ため息をついたところで、ようやく最寄駅についた

人に揉まれながら降りていく

こう言った瞬間、ドイツさんは死んだように眠った

フランスさんの後ろにイギリスさんが隠れている...

気まずい...

あの手のせいで....

素早くイギリスさんが自分のデスクへ行く

みんな仲良いなぁ、と思いながらデスクへ向かう

そう張り切り、仕事を始める

辺りはだいぶ暗い

パソコンの光だけが見える

いつも共に残業をするドイツさんが今日はいないので、少し寂しい

いつも通り謎の手が出てくる

なんでこいつは私の弱いところを知っているのだろうか、といつも疑問に思う

ズボンを少しずつ下ろされる

こいつは焦らすのが大好きだ

そんな私を嘲笑うかのように焦らしてくる

ずっと、イけそうでイけない強さで触ってくる

突然激しくしてきた

甘い吐息が出る

余韻に浸っていた瞬間だった

扉が開く音がした

最悪なタイミングすぎないか

やばい、二人にまで被害が...

立ちあがろうとしても謎の手のせいで立ち上がれない...!!!

なんとか電気をつけなければ....!!

パソコンの光を謎の手に当ててみる

今のうちだ、電気をつけにいかなければ!!!

よし、なんとか電気をつけれた....!!

北朝鮮が今にも泣きそうな顔で顔を真っ赤にしている

そそくさと帰る

...

意味がわからない状況だ...

日本は帰っちゃったし...

北朝鮮が泣きそうな顔で見つめてくる

えっろ...という言葉をなんとか抑えた

そして目線を下へ下げる

...でか...

普段から一緒に風呂は入っているが、そんなに直視したことはなかった

ズボンを強制的に脱がされる

しゃがんでじっと見られているので、とてつもなく恥ずかしい。爆発しそうだ

北朝鮮に見つめられる

北朝鮮の陰茎を触る

お互いのモノを擦り合う

抑えられなくなって、北朝鮮に舌を絡めながらキスをする

部屋に陰茎を擦る音と、舌を絡めあう音が響く

北朝鮮がビクンッと体を跳ねさせ、二人の精液が混じり合う

しばらく時が経った

お互い冷静になり始めた

北朝鮮は悲しそうな顔でそう言った

そのあと、汚れを掃除して後にした

忘れ物の存在など忘れていた