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学校では、井上菜々花さんへ、
黙祷が捧げられた。
皆、泣いていた。
会おうともしなかったくせに。
佐藤輝夜
（あいつらは、本当に最低だな･･･）
家に帰り、貰った遺書を見ていた。
内容は、やり残したことや、最近の 出来事など、書いてあった。
しかし、最後のページには、レコードがあった
佐藤輝夜
何これ？
佐藤輝夜
･･･聞いてみるか
井上菜々花
ごほんっ！
井上菜々花
えー、
井上菜々花
これを聞いているということは、私はもう、この世界にいないということですね。
井上菜々花
実は、私は、あなたと
昔に会っていたんです。
昔に会っていたんです。
井上菜々花
もう忘れちゃったかな？
佐藤輝夜
昔･･･？
井上菜々花
小さい頃、道で私は、具合が悪くなってしまって、ずっとしゃがんでいたんです。
井上菜々花
その時、君が助けてくれた。
井上菜々花
そのこのなまえはね、
井上菜々花
佐藤輝夜
井上菜々花
あなたです。
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