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ある日、王族の城に、不自然と巨大な鷹が飛んでいる

バサッ…バサッ…

サイン

🦅…っと、ふぅ「化け」

ボン!

城のはるか高い屋根の上に降りると、サインは鳥から人間へと姿を変える

降りた屋根には、見覚えがある

何度も何度も。

サイン

…懐かしいな、ここで見たんだよね……

サイン

2人で夜空を…

サイン

そして、このルールを見つけるとなった最初の場所…

じんわりと体が暖かくなっていくのを感じた。が……

サイン

…今、こんな思い出に浸ってる場合じゃないんだよ

サイン

出来るだけ早く…向かわないとね

サイン

ええっと…確かこの辺に…

サイン

あの頃いつも出入りしてた…天窓があったはず…!

昔の記憶を信じて、そこらかしこ見回した。すると

サイン

あっ…あった!

サイン

昔と同じ場所だ…

サイン

まぁ、鍵も自分で開けないといけn

窓にそっと手をかけると……

前兆もなく静かに空いた。こんな簡単に空くなんて…というかがら空きなんて…

思いやしなかった

サイン

…なんで空いてるんだ?…あ、あっちも…ここから侵入するなんて

サイン

思ってないからかな?

サイン

まぁ、こっちからすれば嬉しいことしかないんだけどね

サイン

猫にでも化けて行きますか〜

天窓から黄色っぽい猫が、城に潜入した

そんなことが起こっているなんて、城の人々は知る由もない

サイン

…っとOK、ここまでは大丈夫そうだね

猫から人に戻る。入った部屋は2人の部屋のはずだが…

サイン

完全物置だねこれは

サイン

言うまでもなく物置

サイン

うし、そろそろヒリの場所を確認しておいて…

集中して目を閉じる。段々と左目が青くなっていくのを感じれば、もう‪”‬視える‪”‬

目を開く隠しているはずの左目でも、何かが見える

この兄弟しか見えない、違う所にいるはずの居場所…

サイン

…そこか

サイン

なるほど……昔と大きく部屋が移ってるみたいだね…

サイン

さて、ここからどうやって溶け込むか…

サイン

1番の難点…

光が僅かに差し込むくらいに扉を開けて外を見ると、見たことも無いような仮面の人も見えた

自分が城にいた時は、ここまで来客が多くなかっまたはずだが…

きっと、周りに住む貴族たちだろう

サイン

仮面…丁度いい、これならバレないよね

物置で適当な物をサインは拾い上げると、次にはベネチアンマスクに変わっていた

サイン

…よかった、今回は上手くいった…

サイン

自分は変えられるけど、物は成功か失敗か分からないし…

サイン

他人は確実に無理だからね……

とにかく。今は成功してくれてなによりだ

サイン

…人がいないタイミングを狙って…

外でカツカツ響く音が消え…人の目も無くなった奇跡のような時が来た

その隙に一瞬で外に飛び出た

トットッ……

カツカツ……

サイン

(ふぅ…怖いな…バレたら本当に終わりだもんな……)

部屋を抜けたら安易に城内を進めた

…が人がとにかく多い。広いに広い城の中だからだろうが…

何があったのか人が溢れている

サイン

(何かあった、って絶対私達でしょ)

サイン

(…っ、ずっと見られているようで苦しい…)

使用人

すみません…少しよろしいですか

サイン

!?はい、どうされましたか?

マズイ。

この感じはかなりマズイ。

手に、冷や汗がそっと滲んだ

サイン

何か…?

使用人

…あの…いえ…いや…

使用人

何処かで…お見かけした事があると…思いまして…

使用人

本当に申し訳ない…私のくだらない興味などで…

使用人

すみません……

謝る使用人に少したじろぐが、この謝り方は…

何か思い当たる何かがあった

サイン

…見たことある人って…一体誰ですか?

使用人

ああ、少し暗い話になるのですが…

使用人

城には前兄弟がいたのですが…その兄がある日突然

使用人

自殺をしてしまったのです。何故か…今でも分かっていません

使用人

弟様が知らないのですから…私が知るわけないですよね

使用人

弟の名前はヒリ様、兄の名前はサインと言います

ギクッッッッ!!!

兄の名前を聞いた途端、心臓が大きく跳ね上がった

……なんで分かる!?まさか分かるなんて…思いもしなかった

やはり、自分の事はとても大きな歴史になってしまっていたようだ

サイン

……あの、私はそろそろここで…!

足が勝手にその場に居るのを嫌がり、早足で目的地に向かう

サイン

(っ………!!)

サイン

(まだバクバク言ってる…怖すぎるって!)

サイン

(仮面とったら完全に終わりだったよ…あれ…)

サイン

(でも、よく考えると……)

昔の使用人に何となく勘づかれてしまった。という事は───

サイン

(あまりに長時間居ると、バレてしまう…かもな)

サイン

(出来るだけ早く帰るのが必要か…)

やっぱり侵入は大変だ。こんな気持ちは、城から逃げ出した時以来だろうか

サイン

(……あ、そうだ忘れてた)

廊下の突き当たりで曲がると、ある事を思い出した

何でかはよく分からなかったが……

目の前に図書室があったからかも知れない

…早く、入って

入る様急かされ、頷きながら部屋に入る

パタン、と扉が閉められる音がした

目の前の青年の黒い瞳を、静かに見つめる

すると、その青年は意味ありげに左手を差し伸べた

サイン

…これかな

その左手に…数字が書いてある手作りの小さな本を乗せた

これは…昔2人で作ったものだ

これは2人しか知らない。だから……会う時には

これを渡すと決めたんだ

サイン

…久しぶりだな、ヒリ

ヒリ

…兄さんこそ

ヒリ

再開…できたね、それぞれの役目…できたかな

ヒリ

本当に…いたんだね、記憶を僕らみたいに支配されて居ない人が…

サイン

そっちこそ……大丈夫でよかったよ、ヒリ

彼の名はヒリ……あの時別れ、白に残る事で情報を探した弟だった

ヒリ

…それで、何しに来たの?

ヒリ

来る時は例の人達数人と来るって言ってたのに……

一人で来たため、ヒリは心底不思議がっている様だ

サイン

あ、それはね…

見つけて、行こうとした所…

兵が住む場所に襲撃して来て、今は自分が住んでいた家に全員逃げたが、

2人兵士に捕まってしまったという事を伝えた

ヒリは真剣な表情に変わった

ヒリ

…なるほど、今は下見できたって事ね…

ヒリ

1度事故ってるから安全のためにって…

サイン

そう、だから今は情報は話さなくていいよ

サイン

…ここに長くいる訳には行かないし…

サイン

早いけどここでかe

ヒリ

待って

ヒリが方を掴んで引き止める

必死に呼び止める掴み方だった

サイン

…どうした?何か……?

ヒリ

…この事は、出会った人達には言わないでほしい…

ヒリ

まだ、確定、してる訳じゃないから…

ヒリ

でもかなり意味深になっちゃうかもね、考察の程度でも…

サイン

何?

ある本を開く。その中は

ヒリ

まだ、「もしかしたら」の段階に過ぎないけど…

数十人の、昔、王族で起こった騒ぎについて書かれていた。

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