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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ナーチェス

いやー…

ナーチェス

とりあえず戦線復帰出来るくらいにはなったよ

ネプチ

今更出てきたところでお前に何が出来る?

ネプチ

我のサクリファイスに手も足も出なかったお前に?

ナーチェス

確かにあれは俺の負けだわ

ナーチェス

まさか力を吸い取るとは思わないからさ

ナーチェス

で、言い訳させてもらうとそれなければ今頃お前もその槍も海の藻屑だったんだけど

ネプチ

口だけは達者なようで?

ナーチェス

体力回復しながら見てたよお前の攻撃

ナーチェス

面白い技使えるじゃん

ナーチェス

俺との初戦でそれやられたら俺死んでたかも

ネプチ

今からでも死ねるから安心しな

ナーチェス

それは無理だね

ナーチェス

だってお前俺にその技見せちゃったからね

ネプチ

なに?

ナーチェス

自分で言うのも悲しいんだけどさ

ナーチェス

人真似得意なのよ俺

ナーチェス

ついでに探究心も高くてね

ナーチェス

性格の割に真面目なのよね

ネプチ

何が言いたい?

ナーチェス

結論から話すと

ナーチェス

ナーチェス

俺はアンタの今使う魔法を模倣できるってことね

その言葉の後ナーチェスの背後に水球が複数浮かび上がりネプチ目掛けて飛んでいく

ネプチ

ネプチ

『蒼の障壁』

咄嗟に唱えた魔法により足元の水を操り水の壁を作り出し水球を防ぐ

ナーチェス

へぇ?

ナーチェス

ホントに水さえあれば色々できるんだ

ネプチ

まさか本当に我の真似をするとは…

ナーチェス

言ったろ?模倣魔法だって

ナーチェス

お前は俺に色んな魔法を見せれば見せるほど

ナーチェス

俺はそれを吸収し同じような魔法をくりだせる

ナーチェス

そのうえあくまでお前の魔法を真似てるだけなので

ナーチェス

俺の手の内はほとんど漏れないということ

ナーチェス

いい魔法を生み出したよな俺

ネプチ

人真似でしか生きれぬものが…

ナーチェス

他者のいい所は盗んでいけって言われたことないか?

ナーチェス

俺はそれをしてるだけ

ナーチェス

先人の知恵を得て現代の力でさらに発展させていく

ナーチェス

そうやって歴史は紡がれていくと俺は思うのよね

ナーチェス

もちろん歴史に限らず今みたいな戦闘もね

ネプチ

ネプチ

面白い…

ネプチ

そんなに人真似が好きならオリジナルを超えてみろ!

ネプチ

こうしてる間にもネプチューンの槍からは水が溢れ止まらない

ネプチ

水位が上がれば身動きも取れなくなる

ネプチ

そしていずれこの部屋が水で溢れ人間は息をすることは出来なくなる

ネプチ

まぁ、我には関係ないがな

ネプチ

元々水の中を生活しているからな

ナーチェス

ま、確かに水位が上がると確実に俺は不利だね

ナーチェス

なら、それよりも前に倒せばいい話だし

ナーチェス

溢れ出る水を永遠に利用してれば少しくらいは遅延できる

ネプチ

理想を述べるのは結構だが、それを現実のものにできるのか?

ナーチェス

じゃあ身をもって体感するといいよ

ナーチェス

俺が口だけのやつだと言うならね

ナーチェス

『模倣魔法 水龍の舞』

足元に浸っている水がゴポゴポと音を立てたかと思えば形を作っていき水で出来た昇り龍が出来上がった

ナーチェス

これ、出来るんだよね?

ネプチ

!?

ネプチ

な、なぜ…

ナーチェス

見せてないのに模倣出来たかってこと?

ネプチ

ナーチェス

これは簡単な話で要はお前のやりたいことを読んだに過ぎない

ナーチェス

使ってきた魔法を見てるとどうやら投擲系の魔法ばかり使うようだからね

ナーチェス

この水龍の舞も放出して相手にダメージを与えるものだろ?

ナーチェス

対象者の考えが読めて魔力の質も分かればこのくらい容易いよ

ナーチェス

まぁ、疲れもだいぶ溜まるけど…

ネプチ

くっ!小癪な…

ナーチェス

さぁ、お前も使えよ水龍の舞

ネプチ

違いを見せてやる!

ネプチ

『水龍の舞』

ネプチも同じように水龍を生み出し、玉座の間にはその水龍が相対している図が生まれていた

ナーチェス

さ、威力の差を見せてくれよ

双方が作り出した水龍が激突する激しくぶつかったことにより形成する水が弾けて、二人に降り注ぐ

結果としてナーチェスが作り出した水龍がネプチの水龍を飲み込みその勢いのままネプチを丸呑みにする

ネプチ

ぐがぁぁぁぁぁ!!?

ナーチェス

どうだ?

ナーチェス

自分が作り出した技にやられる気分は?

ナーチェス

ま、身をもって体験することって大事だからね

ナーチェス

いい経験じゃないかな?

ネプチ

ネプチ

かはっ……

ネプチ

はぁ……はぁ………

ネプチ

(我が模倣されたものに負ける、など……)

ナーチェス

屈辱的だとは思うがこれが現実だ

ナーチェス

どうだ?形勢逆転ってやつは

ネプチ

我のサクリファイスに負けていたガキが…

ナーチェス

あれは完全に俺の油断が招いたやつだからね

ナーチェス

1戦目負けたのは紛れもない事実だしそれに関して俺は言い訳もくそもない

ナーチェス

が、2戦目は油断もせず俺の取っておきもだして圧勝させてもらった

ナーチェス

コレが俺の本来の実力なんだよな

ネプチ

だ、だとしても……

ネプチ

われはまだ……

ネプチ

諦めぬ………

ネプチ

人など…

ネプチ

他種族など………

ナーチェス

体ズッタズタで良く話せたもんだ

ナーチェス

攻めてもの手向けってやつだ

ナーチェス

コイツでアンタにトドメを指してやるよ

そういい背に当てた剣を鞘から引き抜きネプチの首に当てる

ネプチ

『水神 笹海』か

ネプチ

しかも量産されたレプリカではなくオリジナルとはな

ナーチェス

知ってるんだこれ

ネプチ

知ってるも何もそれは我らの技術で作られた剣だからな…

ネプチ

他種族に対抗する策のひとつとして作られたものだ

ネプチ

まぁ、所有者が他種族になりそれに殺されるとは皮肉なものだな

ナーチェス

(この剣を持っていたのは確かヴィーナスの手下だったはず…)

ナーチェス

(アイツら海にまで勢力を広げようとしてたのか?)

ナーチェス

(何が目的かはもう聞けないが……)

ナーチェス

(またひとつ謎が生まれたな……)

ナーチェス

なんにせよこれで終わりだネプチ

ネプチ

ネプチ

抗うのも疲れた

ネプチ

もう一思いに…

ネプチューン

ネプチューン

その介錯少し待ってもらおう

ネプチ

!!

ネプチ

じ、じじぃ…

ナーチェス

…やはり止めます?

ネプチューン

すまないな

ネプチューン

こんだけ腐っていてもワシの息子だ

ナーチェス

ま、もとより俺も殺す気は無いからね

ナーチェス

きっとアンタが来るって信じてたからね

ネプチューン

ワシもあんたの手のひらの上で踊らされていたとはな

ナーチェス

んじゃあとは頼みます

ナーチェス

ナーチェス

と、息子さんの説教の前にネプチューンの槍だけ止めてください

ナーチェス

もう水が腰まで来てるんで身動き取れないっす

ネプチューン

そうじゃな

ネプチューン

このバカ息子を説教する前にそれは止めよう

ナーチェス

その後時間できたらお話しましょうよ

ネプチューン

あぁ…

世界滅んだので創り直しになります

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