TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

また逢う日まで

一覧ページ

「また逢う日まで」のメインビジュアル

また逢う日まで

2 - また逢う日まで 2

♥

7

2020年10月05日

シェアするシェアする
報告する

夕方

蒼士

ただいまぁ

拓実

お帰り~!

奏太

お帰り!

幸汰

お帰りなさい!

蒼士

出迎えありがと

蒼士

今日は疲れたから寝てい?

幸汰

う~ん

幸汰

いいよ!

蒼士

ありがと

蒼士

じゃあおやすみ

幸汰

おやすみ~

拓実

おやすー

奏太

おやすみ

一週間後

蒼士

ゴホッゴホッゴホッ

蒼士

ゴホッゴホッゴホッゴホッ

蒼士

最近咳が続くな

蒼士

もしなんかあったらいけないし

蒼士

病院行ってこよ

次の日

病院の先生

今回はどのような

病院の先生

御用件で

蒼士

えっと、

蒼士

最近咳が続いてて

蒼士

それとちょっとだるさもあって

蒼士

風邪とかだったら

蒼士

まわりのひとに移したら

蒼士

ダメなので

蒼士

見てもらいたくて

病院の先生

分かりました

それからいろいろな検査をした

ただの風邪の割には

検査が多いから

風邪じゃないのかな

病院の先生

蒼士さん

病院の先生

あなたは

病院の先生

肺がんです

蒼士

え、癌?

蒼士

で、でもタバコ吸ってないですよ?

病院の先生

なら、遺伝子の異常でしょう

蒼士

なら、俺はどうすればいいですか?

病院の先生

もう症状も出ています

病院の先生

ステージが進んでいるでしょう…

蒼士

そんな、、、

蒼士

俺はもうすぐ死ぬんですか?

病院の先生

高確率で死に至ります

蒼士

はぁっはぁっ

蒼士

目の、前が、、、

拓実

、、ちゃ、

奏太

そう、、、

幸汰

そうちゃ、、

蒼ちゃん!

蒼士

蒼士

眩しっ

拓実

そ、蒼ちゃん

拓実

心配したんだよ?泣

奏太

起きてくれて良かった泣

幸汰

大丈夫?

蒼士

皆…?

蒼士

来てくれたんだね

蒼士

ありがとうニコッ

幸汰

ねぇ蒼ちゃん

幸汰

ほんとは辛いんでしょ?

幸汰

無理に笑わなくてもいいんだよ?

蒼士

え…?

拓実

癌になったって聞いた

奏太

ほんと?

蒼士

うん…

蒼士

ほんとだよニコッ

蒼士

ステージも進んでるんだって

蒼士

高確率で、、

蒼士

死ぬんだって

蒼士

こんなことになるなら

蒼士

もっとデートにも行っとけば良かったね笑

蒼士

幸ちゃん

蒼士

幸ちゃんは泣かないの?

幸汰

泣きたいよ

幸汰

けど絶対に泣かない

蒼士

そっか

蒼士

もう夜も遅いから

蒼士

帰りな?

幸汰

俺は帰らない

拓実

俺も

奏太

俺もだよ

蒼士

………

蒼士

一人にさせて(ボソッ

奏太

え…?

蒼士

だから

蒼士

一人にさせてっ!

拓実

ビクッ

奏太

ど、どしたの?

幸汰

蒼ちゃん…?

蒼士

あ、ごめ

蒼士

びっくりしたよね

蒼士

気にしないで

幸汰

、、、

幸汰

帰ろっか

拓実

うん、、

奏太

ごめんね蒼ちゃん

蒼士

あ、ちが

拓実

何が違うの?

拓実

一人にしてほしいんでしょ?

拓実

俺たちは邪魔なんでしょ?

蒼士

、、、、、

幸汰

じゃあ行くね

違う

そうじゃない

じゃまなんかじゃない

出来るなら皆いてほしかった

思っても無いのに

言ってしまったんだ

いや、ほんとは思ってたのかもしれない

蒼士

俺って分からないな笑

なんでお前は

こんな簡単なことが

出来ないんだ!

蒼士

ごめんなさい

何度言ったら分かるのよ!

蒼士

ごめんなさい

いつもごめんなさい

ごめんなさいって

ホントに反省してるのかッ!

蒼士

っごめんなさい

こんな子

私たちの子供じゃないわ!

蒼士

ごめんなさいッ

出ていってちょうだい

そして近くのおばあちゃんちに行った

おばあちゃんは優しかった

そんなとき

おばあちゃんが亡くなった

辛くて辛くて

自傷行為をしてしまった

親戚の家を転々として

誰も俺を愛してはくれなかった

そんなとき会ったのが

三人だった

学校ではいじめられてた俺に

唯一他の人と同じように

接してくれた

俺はそんな三人に惹かれていった

あの時選べなかったのは

好きじゃなかったからじゃなくて

三人とも好きだったから

今がとても幸せだったのに

俺は三人を裏切ってしまった

※幸汰目線

あの時俺が泣かなかったのは

泣けなかったからじゃない

泣きたくなかったからじゃない

泣いたらいけなかったんだ

本人が泣いてないのに

泣くのはおかしいと思ったからだ

だからといって2人がダメな訳じゃない

最年長の俺だけでも

しっかりしていなきゃダメだったのだ

無駄なプライドだった

あの時俺が泣いていれば

蒼ちゃんはあんなこと言わなかったんじゃないか

そんなことを思って

後悔してる

やっぱり俺じゃ蒼ちゃんを

幸せに出来ないよ

ごめんね

※拓実目線

蒼ちゃん

なんであんなこと言ったの?

気にしないでって言われたけど

気になるよ

気になって仕方ないよ

いつか教えてほしいな

辛い本人が泣いてないのに

他人の俺が泣いちゃってごめんね

ホントに馬鹿馬鹿しいよね

俺もそう思うよ

蒼ちゃんは強いなぁ

※奏太目線

蒼士があんなこと言うなんて

俺結構傷ついたよ

あんな奴もう知らん

…なんて嘘だけど

でも、ずっと信じてきた

蒼士に裏切られた感じして

めちゃくちゃ悲しかった

また蒼士が落ち着いたら

あんなこと言った理由でも聞こうかな

この作品はいかがでしたか?

7

コメント

4

ユーザー

おっそくなったぁぁぁ!!なおと只今 \( ̄^ ̄)/ 参上!! ( ;꒳​; )

ユーザー

ネットにいろんなことかいてあって分からないところもあったので現実と違うところもあると思いますがお許しください🙇‍♀️

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚