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もっと凄いことやるのかと思ってた
一言で表すのならそう思った
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
呆れる先生を横目に見ながら髪をくるくるする
そう思えるのも幸せだということを噛み締めながら
つまんないの~ と心の隅で呟いてみる
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
茈
先生の顔がアニメーションのように変わってゆく
そんな先生を見て何かを思いついたのかと期待を寄せた
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
おにごっこという言葉が頭の中でぐるぐるする
こさの期待していたものと落差が大きかった為に頭の中は .ᐣ で埋め尽くされた
飴︎︎︎︎︎︎︎
仮にも高校生
鬼ごっこなんて小学生以来やっていない
そもそもやる事自体恥みたいな…
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
まさかの全員という言葉に少しばかりか驚愕する
全員巻き込んじゃうの、.ᐣ
茈
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
生徒は一人がうごくと賛同者が集まってきてすぐムーブメントを起こせる
教師たちは授業をするという義務があるから追いかけなくてはならない
これは…楽しそやなぁ .ᐟ.ᐟ
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
久しぶりに甦ってくる心の温かさが身に染みる
もしかしたら初めて明日が楽しみと思えたのかもしれない
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
久々に人と接したから忘れていたけど
と、元気な声を出した後に気づく
校門でたらもうこの教室になるんよな
また明日も先生がいるか分からない
帰ったらもう先生はいなくてまた繰り返しかもしれない
そう急に現実が襲ってきた
この時間が刹那のものだとは思いたくない
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
先生が何かに気づいたように
こさめの顔を見つめる
茈
その時初めて自分の頬が冷たいのに気づいた
茈
茈
察しがいい男……
飴︎︎︎︎︎︎︎
こんなせんせ~は好きだなぁ
全員いるませんせ~みたいだったらよかったのに
飴︎︎︎︎︎︎︎
飴︎︎︎︎︎︎︎
久しぶりに見た夜空に少しばかりの感動を憶えながら
白いシーツを床めいっぱいに広げた
茈
無邪気に伝えるこさとは対照的に
怪訝に横目で見てくる先生
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
怒ってんのか呆れんてんのかよく分からない顔で
先生は前髪を手であげた
茈
今度は正面からこさの顔を見つめてきた
改めて先生を実感して何だかとても嬉しくなった
多分今そんなことを言ったら殴られるからと
偉いもう1人のこさはこの気持ちは心に閉まって
正真正銘のこさは先生の問いに返答することにした
飴︎︎︎︎︎︎︎
飴︎︎︎︎︎︎︎
先生は恥ずかしいのか少し耳を紅潮させていることに気づいた
こくんと首を傾けてみると何とも言えない表情をして
こさから視線をずらした
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
思ってたんと違う発言に思わず情けない声が出る
え、あんだけ紅潮させてたのこれが原因….ᐣ
飴︎︎︎︎︎︎︎
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
意気込んでじゃんけんを提案したものはいいものの
まさか負けると思っていなかったこさの手はちょきの形でずっと震えている
茈
保健室の使い回し布団だけどなぁと思いつつも
大人げない純粋な喜び顔に多少の感情が滲んだ
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
最悪…っ
まさかとは思ってたけど…
飴︎︎︎︎︎︎︎
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
そう夜、隣で星よりも輝いている人から声がした
飴︎︎︎︎︎︎︎
普段はループする前は意識していなかった夜空が目の前に拡がっている
よく見ると星にもいろいろな色があってそれぞれが光り輝いてる
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
なんとなくそのまま無言で星空を眺めていると
周囲よりも明るい一筋の光が空を駆け落ちた
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
そう夜の空を指してみせる
だけど今にもほしはきえそうで
茈
そうせんせ~に言われて初めて気づく
お願いしなくちゃぁぁ
飴︎︎︎︎︎︎︎
茈
こさめが一生懸命願いを唱えてる中隣の人は静かに俺を見つめていた
飴︎︎︎︎︎︎︎
その視線が何処と無く含みがあって問いかける
茈
飴︎︎︎︎︎︎︎
いつにも増して先生の瞳の色が深くて
どこまでも未来を見通している気がした
茈
茈
そう呟く先生には気付かずに
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