奏太(ソウタ)
母さん
奏太(ソウタ)
ただいま
お母さん
おかえりー
お母さん
奏太
お母さんは、手に包帯を巻いていた。
奏太(ソウタ)
?
奏太(ソウタ)
母さん・・・
奏太(ソウタ)
どうしたのソレ
お母さん
あぁコレね・・・
お母さん
ご飯作ってる時に
お母さん
切っちゃって・・・
奏太(ソウタ)
ドジだなぁ・・・
奏太(ソウタ)
大丈夫?
お母さん
ちょっと痛いけど、
お母さん
大丈夫よっ
奏太(ソウタ)
それならいいけど
お母さん
それより
お母さん
ご飯、
お母さん
できてるわよっ!
奏太(ソウタ)
あぁ
お母さん
奏太のリクエストで
お母さん
おふくろの味
お母さん
作ったよ!
奏太(ソウタ)
マジか
奏太(ソウタ)
やった
奏太(ソウタ)
早く食おう
お母さん
温かいうちにどうぞ〜
僕は
母さんの作った料理を
泣きながら食べる事になった。
おふくろの味だった。
《解説》
自分で考えたいよ〜って人は
見なくても良いです
奏太くんは、
お母さんが
手に怪我をしているのを見ます。
そしてお母さんは、
「ご飯作ってる時に切った。」
と言いました。
もうお分かりですか?
もうひとつ
決定的な証拠。
奏太くんは、
「おふくろの味がした。」
と言いました。
そう、
あのお母さんの怪我は
切って、
料理に使ったという事ですね
おふくろの味とは
そういう意味なのです。