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《satoshi》
あのあと
すぐに学校から出て、途方にくれてた。
優ちゃんに…
触らないで
って言われた…
なにしてんだ、俺
大好きな大好きな
ずっと大切にしてきた彼女に
最低なコトをした…
ちゃんと
優ちゃんに謝りたい
ちゃんと、話したい…
智
ずっと優ちゃんに電話をかけるけど
一向に出ない。
情けない自分に
腹が立ってきて。
優ちゃんに拒絶されて
スゲー心に大きな穴があいた。
俺
優ちゃんがいない人生なんて考えらんねぇよ。
今頃
櫻井になにかされてねぇかな
大丈夫かな。
そう思ってるだけで
なにも行動ができない俺が本当に情けなくて
優ちゃんの泣いた顔を思い出したら
気づけば
俺も涙を流していた。
和也
智
和也
智
和也
高校の近くの道端で
座り込んでいた俺を
ニノが迎えにきてくれて
なんでわかったか
知らねぇけど
智
俺は
ニノにハグをした。
和也
あの友情のハグをしたあと
キモチ悪ぃってたくさん言われたけど
ニノの照れ隠しなんだなって思った。
智
和也
智
和也
智
ニノに背中を押され
急いで、マンションの階段をかけ上がった。
櫻井…櫻井…
あった。
ゆっくりとインターホンに指を伸ばして
心を落ち着かせて、押した。
ピンポーン♪
翔
智
翔
智
この扉を開けて
優ちゃんに会えると思うと嬉しいキモチと悲しいキモチがあった。
優ちゃんに
今度こそ、大嫌いって言われるかもしれないけど
俺は
もう絶対に
優ちゃんを離さないって約束する。
部屋にインターホンの音が鳴り響いて
無理矢理翔くんに、リビングの真隣の部屋に移された。
翔
優
翔
そう言って
部屋から出て行った翔くん
何だろう…
玄関先から聞き慣れた声がした。
…もしかして
智くん？
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
翔
智
ゆっくりと
引き戸を開けると
涙を流している智くんと目があった。
優
智
智くんって言い終わる前に
ギュッて抱きしめられた。
智
震えた声で私に謝る智くん
智くん…
優
智
優
智
優
翔くんの家だということをすっかり忘れていて
智くんにキスされそうになったとき
後ろの方で
咳払いが聴こえた。
翔
智
翔
智
翔
智
優
智
あんまりお邪魔しすぎるのも悪いから
あのあと
すぐに帰った。
智
優
智
優
智
優
智
優
智
優
照れ臭そうに渡された
１つのパンフレット。
優
智
優
嬉しくなって
今からワクワクしてきた。
お家に帰って
夕飯もお風呂も済ませて、暇になったとき
智くんに渡された
沖縄旅行のパンフレットを開いてみた。
優
パンフレットの写真では、綺麗で透き通る大きな海。
美味しそうな海の幸のお料理たち
スイートホテルから見えるロマンチックな夜景
パンフレットの端のほうに
教会の写真が大きく一枚。
その写真のなかには
幸せそうに微笑む
ウェディングドレス姿のお嫁さんと
真っ白なスーツに包まれたお婿さん。
…
智くんと結婚かぁ…
想像して１人で舞い上がって、 思わず近くにあったクッションをバシって叩いた。
智
いつの間にか
お風呂から上がった智くんに笑われた。
優
智
優
智
後ろから私を包み込むように座った智くん。
智くんの両足の間にいつの間にか私が挟まられていて。
いつもこんな感じだけど
まだまだ慣れない。//
智
優
私の肩に顎を乗せながら喋る智くん
耳に吐息がかかって
体がゾクゾクした///
智
優
智
優
智
優
智
優
智
一緒に入ったベッドの中。
隣を見ると
気持ちよさそうに眠る、天使の寝顔♡
智くんは…
私と結婚したいとか
思ってるのかな…
そんな中
私は意識を手放した。
智
優
智
優
智
優
智
優
智
優
智
優
ーーーー…･･･
智
誰かが呼んでる？
あ、智くん？
智
優
智
優
智
優
沖縄旅行前にこんな悪夢を見るなんて、不吉…
ベタベタしてた汗を拭うと
智くんが聞いてきた
智
優
智
優
智くん
笑うと思ったのに、返ってくる言葉は
私と真逆だった。
智
優
智
優
智
優
智
優
智
優
智
優
プロポーズ…
覚えててくれたんだね。
٭❀*ＥＮＤ٭❀*
コメント
12件
ありがとうございます〜😊🥳🥰
(＃≧∀≦)<ｷﾞｬｰｰかっこよ〜 救世主ニノちゃんの所、面白かったよw
続きまだですか？
